自分が悪魔であると気づいた天使は、それでも誰かの助けになりたいと思いました。
それが贖罪になると信じて
これは、『天使』の呪縛から解かれた少女の、新たな物語
「私は罪を犯しました。この身、この人生を捧げ、償わなければならないのです」
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「ほ、本日から住み込みで働かせていただきます、あ…アンジェラです…!
アンでもなんでも、お好きに呼んでください。よろしくお願いします…!」
「あ!ごめんなさいごめんなさい!!死に……いえ、以後気を付けます…!」
「もう私の中にアンジュはいません。今までのことが嘘だったみたいに、暴力的な衝動が全くわいてこないのです。
本当によかったと思います。…だけど時々、ずっと私に寄り添ってくれた、あの子を思って寂しくなる時が…あるのです」
「赤が今でも好きなのか…?…そうですね、赤は返り血が目立たないように来ていただけで特別好きではありません。
だけど、もう少しだけ赤色にも天使にも、縋っていたいんです…ぽっかりなくなってしまった私の半分…まだ埋められていなくて」
「願いが叶うって、案外空虚ですね。それでも、私はこれでよかった。新しい私の居場所に、精一杯恩返ししていきます」
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アンジェラ(illust/102077218)のアフター姿です。
最終章であった邪教団フェス・デ・デュエ(illust/101965901)の邪神討滅戦線(illust/103610178)後、
討滅報酬で快楽殺人鬼の人格:アンジュ(正確には殺人衝動そのもの)を消滅してもらいました。
報酬効果で対価を払う必要はなかったのですが、個人的なけじめとして人格を読み取るハートの宝石(詳細はこの辺illust/103885491)と髪の毛を少し、邪神様に捧げました。ささげた髪の毛はもう伸びません。
(※邪神討滅戦線のことやギルドエンドについて、ギルマス様から確認済みです)
人格を失ったことによる精神不安のリハビリに数年費やした後、正式にゼラルディア国籍を取り
一ゼラルディア国民として晴れてCafe マルメローゼ(illust/102052551)のスタッフとして住み込みで働くことになります。
この投稿以降、フェス・デ・デュエからは脱退し、マルメローゼ所属となります。お世話になりました…!!よろしくお願いいたします…!
フェス・デ・デュエから脱退はしていますが、定期的に協会の仕事を手伝ったり寄付をしたりと関りは持ち続けています。
漫画はこちら(https://irtrdr.booth.pm/items/5264661)のうちの子まとめ本に描き下ろしたものと同じものです。
アンジェラは「天使」と呼ばれるのが嫌だった。いじめも耐えきれないものだった。だけれども暴力に快楽を示す感情は最初から持っていたし、「アンジュ」の時はいじめっこを返り討ちにできたのに、なぜずっと現状を受け入れていたのか。
そこには多少なりとも「甘え」があった。弱々しくしていれば誰かが憐れんで助けてくれる。そんな現状を受け入れてしまっていた。
そんな自分を変えるために。
下がり眉は直せなくて、天使のモチーフに惹かれてしまうことはあるけれど。それでも前に進めるように。ーーーーそれが贖罪になると信じて。
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そんなアフターのアンジェラをよろしくお願いいたします…!!
問題ありましたらご連絡ください…!!
2024-09-14 14:22:23 +0000