こちら【illust/120294101】の展開にお邪魔させていただきました!
推しには会っとけって偉いひとが言ったので…
ハトムギたちの最終章ログインになります!
♥お借りしました♥
アネモネさま【illust/115801290】
非公式イベント:昔日にうたうもの【illust/119939412】
ハトムギたち【illust/115723152】
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遠方にデケェ影が見える、ありゃ一体なんだ。
そんな疑問もさることながら、この辺り一帯が氷で覆われている。冷たさを感じながら俺達は歩を進めると、〝れいとうビーム〟を地面に撃っているポケ.モンの姿が見えた。
「これは何の騒ぎだい?」
やや前方を歩いていた先生が、地面を凍らせていた本人、ユキメ.ノコに問いかけた。
「見てください、あの異形の生物を。地面ごと食いながら進行しているのです。このままでは道中に暮らすヒトビトが怪物に飲まれてしまう…。私は一人でも多く避難できるよう、地面を凍らせて均しているのですわ。…少々、滑るかもしれませんけどね。」
微笑みながらユキメ.ノコはそう答えた。
「なるほど。しかしやりようによっては……、フフ、滑って早く移動できるかもしれないね。」
先生は顎に手をあてて何か考えている風だ。
「……あのカビ.ゴン50体分みたいな怪物が、この大地を闊歩しているのも重大な問題だが……、止めるよりもまず今生きている者の命が最優先だな。よし旦那、この綺麗なお嬢さんの手伝いをしよう。」
旦那も確か使えるだろう?れいとうビーム、と簡単に言いやがる。使えるには使えるが、アレは体力消耗が激しい技だ。そうそう何発も撃てる代物じゃねぇ。
が、それをこのユキメ.ノコのお嬢さんはやってるのか。
タイプが技と一致してるとはいえ、今も歩みを止めないバケモンの行く先々ずっと、地面を凍らせては身が持たないだろう。
「わーったよ。えーとお嬢さん、名前は?」
「アネモネと、申します。」
「俺はラッジ、この薬屋のハトムギ先生の護衛だ。」
「パンヤはパンヤだよ!」
「微力ながら手を貸すぜ、アネモネさんほど器用に技は出せねぇかもしれねぇが……。広範囲なら任せてくれ。」
一通り自己紹介を済ませていると、頭上に色とりどりの花びらが舞った。
「がんばれ~!」
花びらを落としていたのは、いつか霊園で見た白いバケッ.チャだ。応援のつもりなのだろう、と花びらを一つ摘まむと脳裏に声が響いた。
これは……、
『おとーさん!おとーさんって強いわざいっぱい出せるんでしょ?』
『こんど教えてー!わたしも強いわざだしたい!それでおかーさんをまもるのー!』
懐かしい声、思い出される光景。今はもう無い、俺の守りたかったもの。
花びらは消えてしまった。
だが、不思議と力が湧いてくる。
「……そうだな、俺は俺の、今守りたいモンを守るんだもんな。」
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アネモネさんに手を貸して、ラッジがれいとうビームで地面を均しています。
ハトムギは周りに怪我をしたヒトがいれば軽い手当をします。
パンヤは寒いのが苦手なのでハトムギにくっついていたりします。
何も無ければ、しばらく一行はアネモネさんの傍にいるようです。が、アネモネさんは自由なタイミングで離脱していだいて大丈夫です~!
※パラレルスルー可です※
作品IDが奇数なら解放、偶数なら支配をつけさせていただきます。
2024-07-07 08:14:59 +0000