「ウチはセビアズ•クレイファイズっちゅうモンや。よしなに頼むで」
「よう頑張ったなぁ、後はウチに任せとき」
「なんやお呼びらしいな。ほなティエドール、ウチらも行こか」
「体張るんがウチの性分やさかい、見苦しいんは分かっとるけど堪忍してな」
「偽善やろうと独り善がりやろうと、助けられんで後悔する位やったら、ウチがいくらでも盾になったる。それがウチの覚悟や」
名前:セビアズ・クレイファイズ
年齢:不明(推定30代)
性別:不明(推定女性)
身長:165cm
体重:80kg(オフ時は65kg)
一人称:ウチ
二人称:あんさん、〜はん
使える技:このゆびとまれ
相方の呼び方:ティエドール、ティオ
具足武者を模した鎧が特徴の傭兵。元は流れ者で、現在は相方と共に王国に身を置いている。
気立が良く勇壮な性格。表情の読み取りづらい風貌とは裏腹に、方言交じりのユーモアさえ感じられる喋り方とややオーバー気味なボディランゲージを用いた言動はかなり感情豊か。
他者のふとした変化や些細な機微に聡くさりげなくも気配りをする一方で、自分自身にはとことん無頓着でガサツ。
自他共に認めるお節介焼きでもあり、例え直前まで命の駆け引きをしていたような相手であっても情けをかけてしまう、いっそ愚直とも称せるお人好し。ただし戦闘時等で手を抜く事は基本なく「慈悲を見せるのは相手を叩きのめしてから」といった風にお人好しスイッチの切り替えはかなりきっちりとしている。
人前で素顔を晒した事がなく、バイザーから覗く眼以外の造形は謎に包まれている。
自分自身を盾として他者を護り、時には的や囮となる事も厭わないという文字通り身を削る危険な行為を一切の躊躇いなくやってのける程肝が太く、咄嗟の機転で腕や脚等体そのものをそのまま攻撃を受ける盾として使う事もしょっちゅう。
頑丈な鎧に身を包んでいるとはいえそんな事を続けて無事でいられる筈もなく、全身には他者を護ったり庇ったりした際にできた傷が刻まれ、左腕と右脚に至っては生身のそれは既に失われ機械と金属でできた義肢に置き換わっている。
その勇敢を通り越した蛮勇とも取れる行為を咎められる事も少なくはないが、「自分が少し体を張る程度で救えるものがあるのなら、無茶の一つや二つ安い物」という典型的かつどこまでも真っ直ぐな英雄然とした理念の元、自分のやっている事が自己満足極まりない行為であると受け入れた上でその意思を変わらず貫き通そうとする鋼メンタルの持ち主。尚自己犠牲なやり方が客観的にどう思われるか理解はしながらもやり方を改める気は無いので質が悪い。
重量のある装備に反し意外と身軽で、『このゆびとまれ』でのヘイト稼ぎ→盾や鎧で防ぐ→槍で反撃、の一連の流れを主体とした戦法を好む。
元々はスピード重視の双剣使いであり、受け止めるよりも躱して反撃というスタイルで戦っていたが、片脚が義体になった事で以前程の動きができなくなり現在のような盾と槍メインの立ち回りになった。
尚、全身鎧は戦争によって生きる場所も家族も失った自分を拾い育ててくれた養親兼師の具足武者(退役騎士)をリスペクトした装備らしい。
実は戦う事自体はさほど好きではなく、何なら戦わずに済むならそうするに越した事はないと思っている。しかし平和といえる暮らしを送ったのは遠い過去の事で、安寧に生きた時間よりも数多の闘争に費やした時間の方が圧倒的に長い。
名を上げるでもなく己の技術を残す為でもなく、ただ一人でも多く誰かの助けになりたいが為だけに、戦う事を辞めずに歩み続けている。
十数年前に知己の友の所へ赴いた際、当の友は賊によって亡くなっていた上に育て親を失った天涯孤独の養子を発見するという二重の衝撃を経験し、このまま施設に預けてしまうのも…と忍びなくなった結果、自分が養親にしてもらったように生き方等を一人立ちするまで教え込んだ。
最初で最後の弟子として目をかけてはいたが、友のように愛情を注いで育てる事はできず、眼の奥に潜む闘争心や一種の狂気を見抜いた上であえて静観する等、あくまで『師』としてのスタンスで一定の距離を保っていた。
唯一の弟子が巣立ってからはまた独り身に戻り傭兵業に身を投じていた中、数年前に流浪の身だったティエドールと出会い、ヒト探しに協力するという名目で行動を共にするようになる。
キーストーンを入手してからはメガ進化のパートナーとして更に親密になり、関係性も『同行者』から『相方』へと変わっていった。
戦闘時にはお互い単騎は勿論、二人一組の状態でも難なく連携し立ち回る姿はまるで踊っているかのようにさえ見える。
◆所属ギルド
護衛隊ガーディール【illust/116168152】に所属。
因縁のあるギルドに相方の探し相手と弟子がいる事、皇国よりも王国の思想に同調した事から居着いた。
大体ティエドールと一組で行動している。
※イベント時において死亡や捕縛等を除き背景のモブとして扱って頂いて大丈夫ですが、ティエドールと行動している事を前提としているのでできればセット扱いでお願いします。
◆関係者
ティエドール【illust/119559555】
病に侵されながらも甥の行方を探そうとする姿に心を打たれ同行を申し出た。今ではメガ進化の使い手であり信頼し合うパートナー。
吐血の後始末を手伝ったりしながらも、少しづつ病が進行している現状を心配している。(当たり前のように自分の事は棚に上げている)
「ティエドール、あんさん今日の具合はどうなん?…悪くは無い?…ならええんやけど」
「ウチにはティオのやる事に口出す権利も義務もあらへんけど、手は貸せるさかい。遠慮せんで頼りや」
フィザリス【illust/116101931】
傭兵としての生き方を教えた弟子。偶然戦場で再会したが、相方の探し相手と思わしき○薬手のパートナーだと判明した時は心底驚愕した。以降はお互い敵対関係のギルドに所属し、度々激突している。
かつて修行時代に聞かせて貰ったオカリナの音を、いつかまた聞いてみたいというささやかな願いは、未だ剣を交える弟子には告げられず胸に秘められたまま。
「ウチはお師匠みたいな『親』にはなれへんかったけど、今でもあんさんの事は可愛い弟子や思とるよ。…例え鬼神みたいになってしもたとしても、な」
「あんさんの相方はんにウチのが用あってな…お互い手持ち無沙汰な逸れもん同士、手合わせとでも洒落込もうや、フィズ坊」
こちらの企画【illust/112023451】に参加させて頂きます。自己犠牲上等な傭兵です。
よろしくお願いします。
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2024-06-11 16:02:36 +0000