【ポケサガ】その冒険団は危険か否か【迷宮の攻城戦】

版権の伊勢雫

 レカムとの再会を急ぐため、突き進んでいたラフカカたち。
 そこへ、アルティーアから通信が入った。ラフカカやフラーテルへと……いや、ポルテルムのメンバー達へと。

『みんな聞いてくれ! ボクらはさっき樹冠の冒険団のルカlリオとピカチlュウに遭遇した! そいつらはヌルを傷付けたうえに、ボクたちに反発してきた。樹冠の冒険団はやはり危険だ!! みんな気をつけて行動して!! レカムが危険だ! 早く助けないと!』
「え……? わ、分かったわ……」
「通信ありがとう、アル君。気を付けるよ」

 一瞬、目をぱちくりさせたラフカカと、冷静に対応したフラーテル。両者の差は歴然だった。そこで通信は途切れた。

「樹冠の冒険団さんが、ヌルさんを傷付けた……??」

 ラフカカはすっかり顔を青ざめ、頭を抱えた。ヌルが傷付けられた。その事実が頭をぐるぐる回っている。あちら側でどうしてそうなったのか、考える余裕を失った。

「お姉様は『暴力を働かないギルドだ』って言ってたのに……変わってしまったの……? この短期間で……??」
「ラフ、何があったのか詳しく聞かないと――」
「ヌルさんが……いや、このままだとアルさん達まで傷付いちゃうかもしれないわ……私、どうしたら……早く、早くレカムさんに会わないと……会わないと……」

 フラーテルの言葉はラフカカには届いていない。

(どうしてヌル君は樹冠の冒険団のルカlリオとピカチlュウに傷付けられたんだろう……アル君たちの所で何があったんだろう……詳しい事情とか経緯とか聞かないと……判断できないな……)

 フラーテルは色々と思案しながら、壁の破壊を続けていった……。


☆関連作品
 頼【illust/119448005

○ラフカカ&フラーテル、三章です。アルティーアさんからの通信にラフカカとフラーテルがどう考え、どんな結論に至ったか。そんなお話。きっと近くにいるシーさんやネームレスさんにも聞かれているでしょう(実際に聞いたかどうかはお任せします)。
 今作品で三章中の投稿は最後となります

●ラフカカはアルティーアさんの通信を聞いて動揺していますが、フラーテルは客観的に捉えており、詳しい事情を聞きたいと考えています。
 主に「どうしてヌル君が樹冠の冒険団のルカlリオとピカチlュウに傷付けられたのか」という経緯を知りたがっています

●ダイスロールを振って、どの白い花を見つけるか決めています。
 今回はラフカカが3、フラーテルが7だったので、ラフカカが白清の花を、フラーテルが追憶の花を見つけました

○ラフカカもフラーテルも樹冠の冒険団のメンバーと争う気はありません。「レカムさんというイーブlイを知りませんか?」と、尋ねますし共闘したいとも思っています。
 他のポルテルムのメンバーが、樹冠の冒険団のメンバーへ攻撃を仕掛けていたら止めに入ります。例え内部分裂が起きたとしても。
 状況が状況のため、両方とも誰かの記憶を奪う気はありません

●ラフカカが過去を振り返っているのでサブイベントタグを付けています

☆登場人物(名前のみを含む)
 アルティーア・Aさん【illust/115714049
 ヌルさん【illust/115772607
 レカムさん【illust/115768636

 ラフカカ&フラーテル【illust/115962151】 
 ラフカカ:追憶の花2つ、白清の花2つ、慈愛の花1つ
 フラーテル:追憶の花2つ、慈愛の花3つ
 ラフカカの魔導書の耐久値:3/5

※都合が悪ければパラレル・スルーでお願いします
※問題等がありましたらメッセージ等でお願いします

#PokeSaga#迷宮の攻城戦【支配】#【ポルテルム】#【アプリコットジャンプ】#異界城壁の討伐【支配】#【ポケサガ】交流#這い寄る古傷【支配】

2024-06-09 09:34:49 +0000