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ザンlグースの女性……ことネームレスは、シーを保護してくれたお礼として壁を壊し始めた。
特性[毒暴走]と技[空元気]の合わせ戦法は絶大であり、一瞬で壁を砕いていく。短期間の間に壁は複雑な構造を生み出しており、目標地点がどこなのか分からなくなってしまうくらいだ。
「ど、どの方角だったっけ……?」
「壊していけばたどり着けるでしょ。障害物をなくせば全て同じなんだから」
考え込むフラーテルを前に、ネームレスは壁を砕いていく。
ふと、全員の視界にクラゲ生物が見えた。しかも数が多く、相性最悪のフラーテルでは押し負ける。そこへラフカカが魔導書を開き、機転を利かせた。
「お願い、力を貸して! 『ネバネバネット』!!」
ラフカカの周りへ技が展開される。粘つく糸がラフカカ達を護るかのように展開され、クラゲ生物たちの動きを鈍くさせた。
「わぁ、のろくなってる! これがおねーちゃんの魔法……?」
「頭が回るのね、あなた」
「前に立って戦うのは苦手だけど、後ろからの支援は得意なの!」
「僕はその逆かな。進化前は補助メインだったけど……今はほら、斬撃技が使えるから」
今のうちに、と一同はネームレスを先頭に迷宮内を駆け抜けていく。その途中でラフカカはシーに声をかけた。
「ねぇ、シーさん」
「なに、おねーちゃん?」
「このザングlースさん、あなたを保護しに来たって言ってるけど、どうする? 保護される? それとも私たちについていく?」
「え、っと……」
ネームレスにシーを引き渡すか迷ったラフカカだったが、シーの意見を尊重してから決めようと思い、先ほどの声かけを行ったのだった。
☆時系列
我慢の紅【illust/119320995】→今作品
○ラフカカ&フラーテル、三章です。ネームレスさんのお力を借りて壁を壊してもらっているお話! 邪魔をしてこようとする虚呂異土に、ラフカカが魔導書を使った詠唱(今回使っている技は『ネバネバネット』)で拘束しつつの。
その途中でラフカカがシーさんに「このザングlースさん、あなたを保護しに来たって言ってるけど、どうする? 保護される? それとも私たちについていく?」と聞いています
●ダイスロールを振って、どの白い花を見つけるか決めています。
今回はラフカカが4、フラーテルが7だったので、追憶の花を2つ見つけました
○ラフカカもフラーテルも樹冠の冒険団のメンバーと争う気はありません。「レカムさんというイーブlイを知りませんか?」と、尋ねますし共闘したいとも思っています。
他のポルテルムのメンバーが、樹冠の冒険団のメンバーへ攻撃を仕掛けていたら止めに入ります。例え内部分裂が起きたとしても。
状況が状況のため、両方とも誰かの記憶を奪う気はありません
☆登場人物
シーさん【illust/115918131】 三章の姿【illust/118877377】
ネームレス(レッドホット)さん【illust/117677830】 現在の姿【illust/119195953】
公式より、虚呂異土【illust/118680418】
公式より、積積積積【illust/119083717】
ラフカカ&フラーテル【illust/115962151】
ラフカカ:追憶の花2つ、白清の花1つ、慈愛の花1つ
フラーテル:追憶の花2つ、慈愛の花2つ
ラフカカの魔導書の耐久値:3/5
※都合が悪ければパラレル・スルーでお願いします
※問題等がありましたらメッセージ等でお願いします
2024-06-04 09:36:13 +0000