【ゼクシード弐章】旦那の大量発生【交流】

ソラ

こちら【illust/118655341】のお返しになります

相手のマ/ラ/カ/ッ/チの魔法により猛毒を浴びてしまった二人

「クソッ...視界が歪みやがる」

毒の効果だろうか?だとしたらこれはヤバいやつなのかもしれない

「おいコア!大丈b」

同じものを受けたであろうコアを心配し叫ぼうとしたら

「グレイスくん!」

隣に居たはずのコアが自分の真ん前に立っていた

「コア、お前大丈夫なのか?」

「グレイスくん!」

今度は隣からコアの声が聞こえてきて振り返るとそこにもコアが居た

「は?」

「グレイスくん!」

「グレイスくん!」

「ちょっ待て」

「グレイスくん!」

「グレイスくん!」

次々と現れるコア。気が付けば辺り一面コアで埋め尽くされていた

「はぁぁぁぁ!!!?」

有り得ない光景。周りから見たらカオスとしか言いようがないだろうが、これはグレイスにしか見えない幻覚であった

「どれだよ本物のコアは!」

「私が本物ですよ!」

「違います私です!」

「グレイスくん信じてください!私が本物です」

グレイスの問いかけに一斉に返事をするコア。これでは本物を見抜けるわけが無い

「(いや、待てよ?本物のコアならさっきの攻撃で割れてる筈だ。それさえ見つければ)」

高い己の身長を活用して本物のコアを探そうとしたが、本物でさえも幻覚のコアと同じになっていて探すのが困難になっていた

「だァァァァ!!!無理だ!」

一方その頃...

グレイスの明らかな変化にコアは前の二人に向かって鬼のような形相で問うた

「グレイスに何をした!」

魔法をかけた本人は肩をすくませ

「何と言われても毒の効果ですよ。私の魔法は『麻痺』、『昏睡』、『幻覚』のどれかをランダムに相手に付与させる。彼はその中の『幻覚』に当たっただけです」

「なんだと...グレイス!」

グレイスの方を振り向き叫ぶも声すら彼には届かなかった。分かる事は彼が自分の名前を叫んでいる事だけ

「私の名前を何度も叫んで一体何を見せられてるんだ。少し...いや、かなり気になる!」

嫁が自身の名前を何度も口に出しているのだ、気にならないわけが無い

「不思議よね。こうゆーのってだいたいトラウマとか見せつけられるシリアスが王道だと思うんだけど、ご都合主義って奴?」

「...?(ご都合主義って何?エレミア)」

意味がわかってないであろうユースティアはエレミアに尋ねる

「ユースティアは気にしなくていいよ。こっちの話」

そんな会話が進んでる中、グレイスは未だに幻覚にある意味苦しめられていた

「グレイスくん」「グレイスくん」「グレイスくん」

「幻覚だろうがなんだろうがそんな大勢で引っ付くんじゃあねぇ!クソッ!拉致があかねぇ!!!こうなったらアレだ!」

ヤケになったグレイスはスゥと息を吸い

「コアは一人で十分なんだよ!!!」

と全体に向けて『チ/ャ/ー/ム/ボ/イ/ス』を放った

【判定】→7 成功 4pt グレイスの叫びが辺りに響き渡った
(ユースティアとエレミアに2ダメージ 残りHP双方6)

‪☆お借りしました

・コア【illust/117777008

・エレミア【illust/117444804

・グレイス【illust/117776857

・ユースティア【illust/117511055

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2024-05-17 11:03:21 +0000