◆こちら【illust/111876852】に引き続き参加いたします。3期もよろしくお願いします!
(7/10)メッセージ拝受しております。ありがとうございました!
◆カイシン(开心) 男/20歳/花園地域所属
"鏡の中の友"と呼ばれる妖精種の1人。相棒である羽の生えた兎(ヘイセ)と共に屋台を開き、可愛らしい飴を売り歩く行商人。最近は花園地域でエディブルフラワーを封入したキャンディの生産に勤しんでいる。
自己肯定感の低い性格。綺麗なお菓子を作って眺めて食べるのが大好きだが、それを自分が作ったと言うとお菓子の価値が下がる気がして、作者を聞かれると「自分じゃないです」と嘘をつく悪癖がある。加えて体格が良い方(耳を立てると200cm↑)なのもあって、人前ではあまり鏡から出てこない。屋台を移動させる夜間と、万引き未遂のお客さんの前にだけ出てくる。基本は少し砕けた敬語で話すが、親しい相手には割と粗雑。
◆家族関係
父親:ラオタさん【illust/115389822】
「父ちゃん、俺の『住処』にアイスいれといて。あ、もちろんちゃんと冷やしてくれよ。後で花畑でゆっくり食べるから」
「父ちゃんぐらいデカかったらガオちゃんに可愛い可愛い言われんで済んだんだよなァ…でもそしたら余計お客さんにビビられるわけで…ままならねぇ…!」
母親:ロゥ【illust/115359625】
「母ちゃんは会う度に健康状態だの生活習慣だの聞くの、よく飽きねぇのな……ちがっ、別に後ろめたいこととかねぇよ!超健康にやってます!」
兄:ガオシン(高兴)さん【illust/117040219】
「ガオちゃんは良いよな、可愛いお菓子が似合う…ってわけじゃないけど、何してても様になるっていうかさ。それに比べて俺なんか……慰めはいらねぇ~~!ギュッてすな~~!」
「宣伝してくれんのは助かるけどさ、『可愛い弟が作ってる』とか言い広めるのやめてくんない?変なイメージついて余計に言い出しづれーんだけど!もうお前の方が嘘言ってることにしてるからね!?」
◆種族:
鏡の中の友【illust/113135932】
…鏡の中に潜み生きる妖精の一種。『住処』と呼ぶ鏡を一つ持ち、周囲の鏡面に現れる。カイシンは両親の第一子誕生時に『この子と共に成長し、支え合える子』として望まれ生まれた。現在の『持ち主』は両親。
月兎【illust/113032922】
…姿のみ似ているが、新月の夜に兎になったり、厄払いのお餅をつくことはできない。
パルポの民【illust/115389822】
…大きな手や耳は父親譲りかもしれないが、巨大化する能力やお菓子作りに適した加護は持っていない。
◆加護:八咫
自分の映る鏡面の前に誰かが立つと、ごく偶に鏡面が光る。その光に当たった相手にはその日のうちに幸運(大小問わず)が訪れる効果があるが、カイシンには自覚がないため『なんか急に光る』としか思っていない。
◆(3/14)素敵なご縁を頂きました!よろしくお願いします
スウェアンさん【illust/116553691】
「いらっしゃいませ!お客さん、2度目のご来店ですね。ありがとうございます!うちの飴気に入ってもらえたなら嬉しいです。え?作った人…は、今日も不在ですスミマセン……でもあなたの感想はちゃーんと伝わってますんで!可愛いって褒められて、めっちゃ喜んでます!ホントですよ」
ふわふわのお客さん、スウェアンさんはキャラバンと共に各地を旅しているらしい。俺も似たようなものだから、偶然出会ってうちの飴を気に入ってもらえるなんて、実にありがたいことだ。良いお客さん、良い話し相手。
なので、絶対、鏡からは出ない。だって小さいしフワフワだし、絶対ビビられる!俺みたいなのが急に近づいたら、ぴょんと飛んで逃げてっちゃいそう!でも別に支障はない。だってただの店員とお客さんなら、鏡越しの接客で充分だ。
「商品には誰かの想いが詰まってる——素敵な考え方ですね。……うちの商品も、ですか?」
"喜んでもらいたい"——まるで心中を言い当てられたようだった。
俺の想いなんかなくたって、お菓子は綺麗で可愛くて、甘くて美味しいから皆を幸せにするんだ。俺なんかが出しゃばってはそれを損ねるだけだから、誰もそんなものに興味はないはず……。
——だからこそ素敵なものなんだ、なんて、考えたことなかった。
* *
ある時、スウェアンさんが差し入れにとお菓子を持ってきてくれた。シンプルに嬉しい。俺も家族の例に漏れず、甘いお菓子はなんでも大好き。
せっかくなら一緒に食べようって。つまり俺に、外に出てこいって?
「鏡越しではただの兎に見えるかもしれませんけど…思ったよりデカいってなるかも…つか多分なる…ビックリさせちゃいますよ?いいんですか?せ、せめて怖がらないでくださいね!? いや、それは最悪仕方ないんですけど、嫌だったらすぐ鏡に戻れるので!言ってくださいよ!?」
後ろ向きなばかりの俺とは真逆の、心底嬉しそうなスウェアンさんの笑顔は、鏡越しに見るより一層眩しかった。
すごいな、甘いお菓子みたい。そこにあるだけで俺を笑顔にしてくれる…あるいはこれも、誰かの想いが詰まっているから?
あの子の優しさがそう見せるのか——俺の心が単純なのか、どっちだろうなァ。
「じゃあ…もしよかったら、飴作ってみます?既製品じゃなくって、スウェアンさんのオリジナル。ご家族の好きそうな色とか花とか選んで。自分も手伝うから、きっと上手くできるよ。……えっと、その、ホントは屋台の飴、自分が全部作ってるんだ」
俺の作ったキャンディが大好きだって、とっても素敵なんだって、無邪気に感謝の言葉まで。その真っ直ぐな言葉を聞く度に、いつも思ってた。
「お前がいるから、俺でも素敵な”作者さん”になれちゃうんだな」
* *
キャラバンの出立の日が近いらしいと、屋台に来てくれたスゥちゃんは浮かない顔をしていた。スゥちゃんは旅をするのが好きだから、全然悪い話じゃないのにね。
「……それでもお前の一番近くにいたいんです」
全文→【novel/21606414】
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2024-03-03 16:18:21 +0000