海上に目をやると、この巡洋艦は、全速力を出しているのだろう、滝のように白い大きな波が艦側を音をたてて流れていった。飛龍が近づいてきた。飛龍の甲板には、飛行機がずらりと並んでいた。(中略)飛龍は閃光信号をやりながら、みるみるうちに長良を追い越して行った。
牧島貞一著「ミッドウェー海戦」より
以前描いた「落書き」(illust/66780521)を清書してみました・・・が、やはり艦船は難しいものですね。航空機が簡単というわけではありませんが。
特に空母の形が全く頭に入っておらず、とても実在するものを描いている実感が得られませんでした。
また、例によって、軍艦旗(戦闘旗)や将旗などの掲揚は適当です。
とても清書などと言えるような物ではありませんが、いずれまた、もっと気合を入れて描き直してみます。
御笑覧ください。
牧島貞一氏のミッドウェー海戦に関する著作は、光人社の「炎の海」が有名ですが、私が初めて読んだ河出書房の「ミッドウェー海戦」を原典とさせていただきました。
また、船が船を追い越す場合、左側からが原則のようですが、飛龍の艦橋が左にあることから(長良に信号を送るため)、右側を追い越して行った・・・という妄想です。(そうだとしても、実際はもっと遠くを通って行ったのでしょう)
追記:海上交通のルールでは、追い越し時の左右方向は、特に定められていないようですね。
「フネは右側通行」と覚えていたため、てっきり左側で追い越すのだと思っていました。
年始早々の知ったかだったというお粗末・・・ですが、そうだとすると、やはり本当に右側を追い越して行ったのかもしれませんね。(開き直り)
2024-01-01 18:41:52 +0000