atwaFile size：1024x1536（縦長）
next：illust/113510412
クリスティアナ＝クローディア・リラカイト
17歳、アテルリラカイト公国公王・ベンタルの第一公女で、公位継承権第二位、愛称はクリス。
幼い頃から利発さを見せ、様々な分野の学問をその身に吸収し続け、14歳にして国政に参画、人民の生活実態をつぶさに知るべく公国各地を巡って人々に直接取材する大規模調査を監督、自ら現地でヒアリングに及んでもいる。
それと並行して翌年の帝国侵攻の迎撃にも父の名代で参陣、本人が言うところの「５つの小細工」を発案し、戦略面で大勢を決するほどの功を挙げる。
対帝国前線に滞陣していた間も士官兵卒との交流を重ねつつ、各地から報告が上がった生活調査の結果を合間に集約、政府に戻ってすぐ内政改良を公王に献言、大臣達から賛意を得て段階的に施行に入ることとなった。
彼女の活躍に触れた諸官から天才と讃えられる能力、謙虚で落ち着いた大人の振る舞いもあり国民の人気も極めて高く、「公国の娘」と敬われつつ親しまれてもいる当代きっての女史。
しかし、秀で過ぎる才能と著しい人気は次期公位継承を巡る論議の種ともなっており、人柄が優れながらも凡庸な第一公子・モルフに不安を抱く人々からの期待を集めてしまってもいる。
国家のために自身の力を役立てようと励んだ結果が逆に兄・モルフを追い詰め、臣下や民草を二分しかねない状況を生み出しているーー長幼の序を弁えつつ優しいモルフを尊敬するクリスは、公位を継ぐのは兄だと公私いずれの場でも事あるごとに触れているが、膨れ上がる「クリスティアナ公王待望論」に悩みは尽きない。
公家の出自に驕らず人々と分け隔てなく接することを心掛けながらも、自身の身分や才覚が他者との関係上の障壁を生むことも理解し、慎ましい言動を必要以上に意識している節もある。
同時に、自分の洞察力や解決力が他人のそれより広く深いことや自他の差を幼い時分より肌身で識っており、必要とあらば相手に理解を促そうと説得に及ぶのを放棄して公女の権威を以て要求を圧す交渉術も辞さない。
「大善の為に汚点や悪名を被るのを恐れない強烈な自制心と、大善の何たるかを模索する無限の想像力の持ち主」とは彼女の書記官・ディマイセルからの評。
一方、幼馴染であり守役を務めたカーンは、彼女への世評をやや過剰なものとした上で、以下のように指摘している。
「５年10年経ったなら年齢相応の能力や評価に落ち着くはずだと、姫様ご自身も述べておられる。同年代の少年少女と比べて、磨く場も活かす場も豊富だったからこそでしょう。違いは才能ではなく環境にある」
「姫様は、志を立てて努力に動き出した年齢的なスタートラインが、他の誰よりも早かっただけ。ただし、だからこそ、我らは姫様を敬い、忠誠を捧げるのです」
公族として一通りの武芸を修めているが、体幹や筋力の不足から護身用の域を出ず、自らの武力として本格的に活用できるようになるのは後にカノコ（illust/112769238）の指導を得るまで待つことになる。
幼い頃から土の霊術に長じており、巨大な土壁生成による防御や妨害といった戦術運用のみならず土木建設にも転用でき、戦時では大小さまざまな規模に応じた陣地の土台・用水を即興で構築することも可能。
空間把握や動線管理の確度から指揮能力がすこぶる高く、15歳で帝国を迎え撃った際には指揮官のホーラル中将から指揮権を途中委譲され、損耗を抑え切った上で勝利に導いている。
ある日、父王・ベンタルが病床に伏し、公国の誇る医術・霊術の権威を以てしても原因や治療法の特定ができないという事態に陥る。
箝口令の敷かれた窮状にあり、クリスは公国の大規模調査の中で報告を得た「大石林庭の賢者ヤト」の話を思い出し、近隣住民を死疫から救ったその霊力を求め、守役のカーンのみを連れ公国北西部の辺境・グレイツに向かう。
公王の病状を漏らせない忍び旅のこと、クリスはカーンのメイドに扮して現地で情報を集め、賢者ヤトの実在と逸話の裏付けは確認できたものの、恐獣や邪霊が出没する天嶮のため少人数では危険と聞き護衛を募ったところ、それに応じたのはラーズ達一行のみだった。
大石林庭の踏破の末、会見に及んだヤトには直接の助力を拒まれこそしたものの、彼はエリナ（illust/112632536）に彼女の内に眠る力の一端を伝授、その力を使って邪悪な呪術に蝕まれたベンタルの回復を試みることとなる。
一行を連れて急ぎ公都・リラカイトへ戻ろうとするクリスだったが、大石林庭からグレイツに降りてすぐさま帝国再侵攻の報せを耳にしーーーー
※ ※ ※
いつも閲覧ありがとうございます。
今回は橙髪姫さまの命名の儀ーー今後はクリス姫さまとしてあれこれしまふヾ(oﾟωﾟo)/ﾞ
これまでのクリス姫さまにも共通するおはなし、「ショートのオレンジ髪でちっぱい」というふたつの要素は、うちの娘の他のメイン４人と比べて髪型と体格が安定しにくい感が強く、テスト版は割と多めにおなしゃすしてみました(o･ω-人)
今回はご覧のと〜り、衣装面でのバラエティが「何ぢゃこら？」と首を傾げるラインナップになってますが、補足させてもらいますと↓
１〜６枚目：病に倒れた父王を案じる姫さまドレス
７〜12枚目：賢者ヤトを求めて忍び旅に出るために偽装した姫さまメイド
13〜18枚目：険しい大石林庭を歩く姫さま登山着
19〜30枚目：帝国再侵攻に立ち向かう姫さま指揮官
といった構成にさせてもらいました、うん、脈絡があるようでないなぁ(๑´•ω• `๑)
命名の儀はこれにてひとまず落着、次回からはしばらく気ままに生成を楽しんでいきたいと思いまする(ｏ´∀｀)ﾉ
2023-11-18 11:51:11 +0000