'2309 羽幌炭鉱鉄道キハ22 3 車輛イラスト。

ア・ドン
Preview Images1/22/2

●今回の月一車輛イラストは、キハ22羽幌仕様としてみました。(けっこう以前擬人化でもやりましたillust/66636068が…。)これは現車が埼玉県内の某眼科に保存されておりますのでご存知の方も多いと思います。前回のウソ電キハ22各種illust/111626855はこれの前振りだったのですね(例によってこまごまと修正は加えています)。参考文献・資料は「国鉄車両形式集・気動車」「国鉄気動車ガイドブック」「鉄道ピクトリアル994・思い出のキハ20系」「TOMIX製品 9460キハ22(T車)」「新ディティールファイル」ほかとWEB上の写真各種(少ないながらも落成直後の写真(モノクロ)などあったりして助かりました)など。
●地色はだいぶ赤寄りの色相と解釈しています。保存車のブドウ色2号近似にはしていません。(ムサシノモデルの羽幌レールバスはこんな色。同じ富士重製なんで「落成時」は同じ色のはずなんですが)羽幌の色調については、廃線から半世紀以上を経て謎が多く諸説あり「近鉄マルーン」「JRFコンテナ赤」「京急赤」などと各種論者で解釈が分かれます。オフィシャルの塗料見本が現存しないので解釈にすごく幅があって、どれも制作者の好きな解釈でやっている感じですね。エンジン廻りは冬季の耐寒カバー装着状態で描いていますが、茨城時代に耐寒装備はほとんどすべて撤去されていますね。(保存車はそのうえエンジン一式も撤去されています)
●そもそも、茨交の那珂湊駅の整備工場は町工場並みの設備ですから、オリジナル色見本が存在しない状態でその都度目分量で調合していたのでどんどん変化していったと思います。なにせ褪色対策で明度と彩度を落とすのは、昔からのどこの事業者でもやっている常套手段です。
●近年、発見された画像と称して当時物の羽幌時代動画が出回っているものの、デジタル化の際に、半世紀以上経ったフィルム原版の激しい褪色状態からどんな色調補正やってるかは解ったもんじゃありません。あれがそのまま正しい色と思うのは危険です。なにせ埼玉の保存車の色調に単純に合わせている可能性も十分あります。(これらアナログフィルム由来動画の褪色・解釈違いは深刻な問題で、アナログ撮影時代のアニメでも色調劣化の結果、えんじ色(国鉄赤2号近似)が朱色ぽくなったり(某くりいむ〇モン)、パステルグリーンが水色になったり(逆襲のシャ×、クェス)など、オリジナル素材と全然合致しないのは多数あります。)
●羽幌は多分マイナーすぎて売れないし製品出ないよねぇ…。保存車仕様だったら正直要らないし、そもそも肝心の版権の所持状況はどこなんだろう。
●それではそんなとこでー。

#キハ22#キハ20系#private railway#羽幌炭鉱鉄道#茨城交通#ひたちなか海浜鉄道#鉄道イラスト#気動車#ディーゼルカー#railway

2023-09-14 21:06:57 +0000