流星雨とピルグリム【illust/106241074】第1周期に参加させていただきます。
⛭(5/11)連星共存関係を結ばせていただきました!
霧の世界 - 久須利多那:祝園宴【illust/107687247】さん
「先生、先生か。まさか外の同業者から呼ばれるとは思わなかったな。
あなたがそれでいいのなら、どうぞお好きなように」
「ありとあらゆる薬効の者が常に揃っているわけではないのか。なるほど、それは苦労も多いことだろう。直接の代用品とはいかないだろうが、近いものがあればいくらか用意しようか?あなた方に恩を売っておくのは悪くなさそうだ」
***
「見抜いたと言ってもその程度か、それでよく口を出してきたな。
こちらで長年調べても分からない病がそう簡単に暴けるものか」
「どう言ったところで別の群れ、一蓮托生の間柄になどなれないだろう。
しかし……たしかに君はしつこそうだ。いつもそうやって、勤勉に傷病と向き合っている」
「このことは他に漏らさないと約束してくれ。いくら研究のためでも、無遠慮に探られたい話ではない。私個人だけの問題ではないんだ。それが守られるなら、……助力を頼みたい」
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「私が同じ立場だったとして、状況を改善できる手段があるならきっとそれを選ぶだろう」
「望海郷は優秀な薬師をいつでも歓迎している。けれど、それで後悔しないか。
……そうだろうな。君は出会ったときからずっと変わらない」
「長く頼ってしまったね。ありがとう。
なに、こちらのことは気にしないでくれ。
君は君の故郷のために、成すべきことを」
(最期まで気遣わせてばかりだったな。
彼女の時間を、こんな実りのない話に付き合わせてしまったというのに)
「ああまで言ったのだから、こちらも真面目に働かねば宴さんに怒られてしまうな」
(災禍のない穏やかな生活を願うだけのことがどうして、犠牲を出さねば叶えられないのだろう)
「私は、君を犠牲としたくはなかったんだ……」
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❦第2周期
久須利多那:祝園瑞【illust/109487766】さん
「こちらは物品の支援をしただけだ、すべて君たちの努力の結果だろう。
本当に、よくやったよ」
望海郷:呼潮【illust/109487631】
「他の人魚たちが雑事に煩わされることがないようにと、そう考えていたはずなんだがな。
……彼女には悪いことをした」
望海郷:波知須【illust/109835991】
「君の先生は私じゃないだろう。
そう呼ぶに相応しい人魚たちが他にいるのだから。
悪いやつらではないから、そちらのことも頼ってみなさい」
❦望海郷:静漣 - 花の世界(ユーザーID末尾0)
人魚の隠れ里「望海郷」において外部との交易・交渉役を務めている男。本業は魔法薬の研究者で、サクモリの役職に就くまでは里の中にある養育施設で働いていた。知識と金と利のある商取引のためならなんでもするしどこにでもいくワーカーホリック。外部の人間に対しては仕事上での付き合いでしかないことを示すかのように冷酷な態度を取るが、本来は情深く身内にだけ甘い。最優先事項を里としているため、それ以外のものに思い入れを持たないようにしている。
「よりよい生活を願ってなにが悪い?こちらも商売だ、損をしてやる義理はない」
「我々と魔法は切っても切れない仲でね。
こういった一時的滞在ならともかく、余所に移住などとてもとても」
「なにをするにも金は必要だ。人員を確保する余裕はない、けれど誰かが必ずやらねばならない仕事なら、俺がやろうと思った。それだけだ」
「本当にホシの力が増すというのであれば、いっそ……」
❦所属について
人魚であることを推奨しますが、花衿の鱗の設定は利用していなくても問題ありません。
基本的な設定に大きく関わる箇所であるため「発症後の完治描写」「花衿たちの特性が病によるものだということを不特定多数に公表する描写」の二点を現時点ではNGとさせてください。
詳細設定についてはCS画像内、もしくは【novel/19846438】をご参照願います。
2023-05-02 16:13:50 +0000