「お疲れ様です、勉強は順調でしょうか」
「う~~、なんとか文字は読めるようになりました・・・」
「この短時間で覚えられたのなら上出来でしょう。そうだ、休憩も兼ねて前世のことでもお話していただけませんか?」
「いいですけど・・・そんな面白いものでもないと思いますよ」
自然と言葉を理解していたからこの世界の文字の読み方を知らないことに今更気づいた。
今後読み書きをする場面もあるだろうと思い、執事に先生役を任せて勉強することに。
合間に休憩で自分の前世のことを執事に教えてあげると興味深そうに聞き入ってくれた。
生まれ変わってから包み隠さず話せる相手がいるのは正直ありがたかった。
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2023-04-05 21:20:18 +0000