【叛虐機換】カルルス・フェリペ撃退作戦

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今回は、人類の味方となった「化け猫のヒナタ(illust/106250041)」が、敵精鋭部隊「猫組」第2部隊の隊長「カルルス・フェリペ」と交戦している場面を描いてみました。今回の戦いは、ヒナタが回復のためにフォルトゥーナに一時撤退し、そこに敵が彼の専用機(illust/104353177)では無く、AM-NC系列の機体である、「Wild Cat」で乗り込んでくる場面を想定しました。敵がこの機体を使用したのは、フォルトゥーナはまだエクステラに接舷していないので、フォルトゥーナへの強行突入が可能なAM-NC系列の機体を使用したという設定です。
この作品は、Blender及び、RadeonProRenderを使用して制作しました。

今回は、堕魅闇666世さんが制作した、「カルルス・フェリペさん(illust/104352998)」、「ロコさん(illust/99875544)」、「聖女エヴァンジェリンさん(illust/99246201)」、「紛翅しぃなさん(illust/100091267の1枚目)」のご出演です。

更に、今回登場する機体は・・・
ワイルドキャット(illust/101812336)
サクラヒメ(illust/99725437)
Stealth Cat・輝(illust/105308995)
猫組の者や機体については、こちら(illust/104028515 & illust/104389512)をご確認ください。

ヒナタ「フォルトゥーナは順調に突入軌道を航行中、この距離なら何とか撤退できそうだ。」
ヒナタ「防衛部隊に告ぐ。私の機体に不具合が発生したため、一時撤退する。」
ヒナタ「私はアグレッサーと同じ反応が出るが、HN-222は私だ。」

彼は、エクステラでの戦いで制圧した発射台を使用してフォルトゥーナに退避する作戦だ。

ヒナタ「軌道修正・・・目標、フォルトゥーナ・・・。」

彼の機体は精密誘導のため、ザイン粒子により空間に光の軌道を生成し、その上を滑走するという独自の方式を導入している。但し、これは異様に目立つという弱点がある。

案の定、敵の出現だ。
「猫のような物体」は、いつも突然現れる。

ヒナタ「後方に敵!?・・・Wild Cat、例の試作機か?」
ヒナタ「しぃな、猫警報を出してくれ。私を追う者がいる。」
ヒナタ「防衛部隊に告ぐ。私が帰還したら、即座にバリアの出力を最大まで上げてくれ。」
ヒナタ「そして、私を奪還した、勇敢な少年に告ぐ。君は訓練後、初めての単独出撃だ。」
ヒナタ「敵は山猫だ。あいつに対抗できるのは、あの向日葵の機体だけだ。君の力で、敵を迎撃してくれ。」

しぃな「ヒナタからの情報だが・・・猫が出る!?猫警報!?まさか・・・?」

敵は、フォルトゥーナのバリアを強行突破して突入してきた。

防衛部隊「敵の識別番号は6581、カルルス・フェリペだ。」
ロコ「敵機確認!!Stealth Cat・輝 1号機、発進!!」
ロコ「・・・この機体、かなり揺れが大きいが大丈夫か?」

ロコが、かつてヒナタを撃破した際に使用した「御衣黄・煌(illust/105324051)」と今回の機体は、基本的な設計は同じであるが、部品構成の差により動作時の振動がかなり大きいのである。

ヒナタ「大丈夫だ。君なら何とかなる。」
ヒナタ「私の持久力は確かに低い。だが、私は生物では無く、機械だ。」
ヒナタ「よって、整備さえすれば、すぐに回復する。それまでの間、何とか持ちこたえてくれ。」
(彼の持久力が極端に低い原因として、彼が使用する機体の特性によるものに加え、彼がかつて敵だった頃、敵として暴れさせられていたことへの抵抗として、自らの能力を制限していたことが挙げられる。但し、彼が人類の味方となった今でも、彼は猫が原型なので、人間を超える持久力を持つには至っていないらしい。)

ロコ「誰が相手だとしても、僕は負けないよ!!」
ロコ「シールドインパルス!!」

敵は、何も言わずに襲い掛かってきた。ロコは、敵の攻撃を能力で反射して応戦する。ロコが今回使用している機体は、かつては敵機だったが、彼はそれを容易く操縦している。
それもそのはずだ。ロコは、ヒナタの奪還作戦を成功させた者にして、AM-NC系列の機体への完全適合者の1人である。なお、カルルスはAM-NC系列の機体への適合を果たしていないので、ロコが有利なのは、言うまでも無い。

ヒナタ「回復完了、よし、ドライバーチェンジだ!!」
ヒナタ「カルルス・フェリペ、ここからは、私が相手だ!!」

彼は、機体の操縦をロコと素早く交代する。これは、AM-NC系列の機体が遠隔操作型の無人機であるが故に可能なことだ。

カルルス「ヒナタ、友達になったばかりなのに、何故行ってしまう・・・!!」

彼は、ガイストと化しても、仲間が誰もいなかった。その時に彼が出会ったのがヒナタだった。しかし、彼が、ヒナタという新たな相棒を得るも、人類はヒナタを奪還した。それ故に、彼がヒナタを敵側に戻そうとするのは当然である。

ヒナタ「ならば、お前を倒し、奪還する。聖女様、突然だが出撃要請だ。サクラヒメで出撃してくれ。」
聖女「私が・・・!?」

サクラヒメは、AM-NC系列の機体からの攻撃が効きにくいので、今回の敵相手には特に有利である。ヒナタは、かつて彼が敵だった頃、サクラヒメによって撃退されたことがあったので、この判断をしたのである。

ヒナタ「私は、人類に敵対する者を倒す者・・・だが、本当は、お前を倒したくは無い!!」
ヒナタ「お前を裏切った人間は、一部だけのはずだ!!」
ヒナタ「私は、確かにガイストだが、人類と友達になれた。」
ヒナタ「その上、ダーク・メランも、既に元に戻って(illust/106594895)いる。」

カルルス「この俺を浄化する気か!?」

ヒナタ「私たちと友達になるか、それとも呪われるかだ!!」
ヒナタ「エクステラ・カース!!」
聖女「エクステラ・グレイス!!」

2人の能力は、技名は異なるが、敵を味方に変えるという部分は共通である。これは、聖女の方が遥かに強力だが、機体越しではヒナタの方がやや有利である可能性もある。

カルルス「どうやら、俺の居場所はここでは無さそうだ。・・・撤退だ!!」

ヒナタたちは、無事に敵を撤退させることに成功した。
・・・人類の勝利だ!!

だが、敵の撃破には、まだ至っていない。

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2023-03-26 14:52:07 +0000