こちらの企画に2期から参加です【illust/101528139】
ー承認ありがとうございますー
名前:アルシャ
種族:落とし鳥
性別:♂
特性:いわはこび
年齢:30歳
国所属:夢の国レイターヴ(末尾ID:9 /あくタイプ)
奇病数:【1】
「最近は・・儀式の後に祈るような仕草をする外の者が居るますね。いったい、何に祈っているのやら」
「おや?今の振舞い・・誰の御前と思いで?まさか長様へ?・・逃げるくらいなら改めなさい。」
◇事前関係
自慢の長であり心友:アルタさん【illust/105622505】
「落とし星の民・・ラッカの長。補佐として仕えられる事が私の生まれながらに持ち合わせた幸福です」
「民との交流は大切ですが、節度というものを・・そういう自由な所も長様の良い所でもありますが」
「私が近づくと他の民が飛んで逃げて行く?ふふ・・好都合ですね。本当は長様もそう思っているのでしょう?」
「アルタが私達を置いて、どこかへ行くとは考えられませんしね。無事を祈るのも、アルタには不要でしょう・・ですから、私からの祈りは――」
「私は、アルタの3番目の翼だと思っています。1番はアルタ自身、2番目はアルタと番う者・・心友が選んだ者なら私も歓迎しますよ。良い時代にしましょうね」
◇所属民族
落とし星の民:【illust/105622940】
◆運命の絆◆
素敵な御縁にめぐまれました
地上で見つけた輝く星
アリエさん【illust/106282006】
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カケラを探しに飛び立つもなかなか目当ての輝きを発見できず
ついには国境を越えて月の国の上空を飛行中
地上で強い輝きを見た
一瞬の輝きだった、でも美しい彗星や星・・今まで見てきたどのカケラより眩しい輝き
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此の辺りだっただろうか・・そう思い、降り立った場所にはカケラは無く
不思議な風貌の月の者が鎮座していました
星を模したような服装をした者は、まるで夜を映したようなぽけm
つい視線を向けていると「いらっしゃい」と声を掛けられてしまいます
「・・ご挨拶が遅れて申し訳御座いません。素敵なお召し物へ、つい気を奪われてしまいました」
「ほう・・【運命探し】の占いですか?探している方が多いようですから、きっと人気の占いなんでしょうね。そうですね・・宜しければ私の事を占ってもらえますか?他国の文化に興味があるので」
「おやおや、ふふっ娯楽・・なるほど、アナタは本物の占い師なんですね。楽しんでいるのは確かです。・・そろそろ失礼しますね、友へ面白い土産話ができましたし・・お仕事頑張ってください」
面白半分にお願いした占いで、まさか胸の内を当てられるとは思わなかったアルシャ
さっそく面白い占い師が居ると心友へ話そうと思いましたが
上空から見つけたあの輝きは、占い中に目を盗んで探してみたものの結局見つからないままでした。
結局、アルシャは心友へ占い師の事は話さないまま
もう一度あの輝きを探してみようと月の国まで飛び立ちます
事のついでに、あの時の占いの対価を渡そうと 美しいカケラを数点握って・・
その日から月の国へと飛び立つも輝きは見つからず
占い師を見つけられたのも、若干の諦めを感じ始めた頃でした。
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「こんにちは、静かに降りたつもりでしたが・・耳がとても良いんですね。前回の占いの対価を支払いたくてアナタを探していたんですよ。こちらで宜しいですか?・・?見ての通り彗星のカケラです(小さかったかな?)」
「アナタは毎日占いをされては居ないんですね。この前のカケラでは対価に足らなかったかと思い追加の対価をと思いましたが、なかなか見つからなくて驚きましたよ」
「はぁ・・今日は占いの日でしたか。次はいつ開かれる予定ですか?予定を聞けば探すのが少し楽になるかなと・・ふふ・・今日もアナタは私と目を合わせて下さらないのですね。民が言うには怖いそうですよ、友は何故か褒めて下さいますけど」
「せっかく占い師さんを見つけられたんですから、今回は占いをお願いできますか?そうですね・・私に運の良い方角なんてどうです?先の事も大事ですが大事な行事を執り行うのに参考にしたくて」
「ラッカをご存知でしたか。それは嬉しいです・・ずっと前に儀式をご覧に?ふふっ褒めて頂けて有難いですが、記憶が遠いようで・・でしたら、今アナタに占ってもらった方角で更に美しい光景をお見せできるかもしれません。決まりましたらお伝えしましょうか?」
「目が・・なるほど、それで・・。内緒にですか?他の者へ協力を・・いえ、アナタがそう言うのでしたら内緒にするべきなのでしょう」
アルシャは占い師の元へ翼を向けるようになりました。
心に残った輝きを探すためでもありましたが
カケラを渡しても不思議そうに手の上で転がす姿、占い以外の話をする時の穏やかだけど少し寂しさのある声
何故か、また見たい・聴きたいと思い、通うのを止められませんでした。
アルシャよりも長い時を生きているらしい占い師・・アリエさん
美しい物よりも美味しい物のほうが気に入ってもらえるだろうか
時折寒そうに足を縮める時がある・・羽の袋を乗せてみたら温かいだろうか
奇病での迫害、民族の中に居ては知らなかった話を教えてくれる。実体験と聞いて何故か胸が痛くなった
視界からの情報を補うように伸ばされる手を許せば優しく顔に触れてくる、優しい手つきに つい嘴が震えてしまう
久しぶりにまた【運命探し】の占いをお願いするとなかなか結果を教えてくれなかった
「運命がすぐ傍に?・・それは・・あぁ、顔が熱い。不調ではありませんよ、嬉しい結果につい・・ふふふっ」
”今”一番傍に居るのはアナタですよ、そう言えばどう返事をしてくれるのだろう
アリエさんに比べれば自分は生まれたばかりの小童かもしれない
それでも、顔が熱いと言えば心配して確認する手の主を想わずにはいられなかった
「ラッカ・・落とし星の民は番へ特別なほしのカケラを贈る習わしがあるんです。私もそう、たまに胸あたりを触るとチクッとしたでしょう?それがカケラです」
「私を射落とした者へ心を授けようと・・運命を共にすると誓いを込めたこのカケラ。・・アリエさん、私はこれをアナタに受け取っていただきたい」
「・・ははっ本当に私はアリエさんが良いんですよ。・・・良かった、アリエさんは私のこと嫌いじゃ無いんですね。添い遂げる者として私を傍において頂けませんか?・・そして・・」
とても、とても幸せだ
心友にも報告しよう。連れてくるように言われたら、「星は動かすものでは無い」とでも返そうか
運命の絆かどうかは今も分からないけど
アリエさんが居れば私は幸せだ
あぁ、とても、とても嬉しいのに
ーアルシャ奇病により死亡ー【novel/19546761】
2023-02-22 15:05:26 +0000