【終の病】アルタ【第2期】

カネオト/鈍足
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素敵企画様【illust/101528139
2期からの新規家系の投稿を失礼致します。

※主催様より承認頂きました
※最終更新23/3/26
 
 
名前:アルタ
所属:夢の国
奇病数:5

大きさ:大柄
とくせい:するどいめ

一人称:俺 二人称:あんた、君 呼び捨て

★部族設定:落とし星の民【illust/105622940

★関係

幼馴染で心友の部族補佐:アルシャくん【illust/105622521
「兄さ…アルシャ!見ろよ、上等なカケラだろ。あんたに…と思ったんだが、同じ相手に幾つも送るってのも欲深な願いになるかもなぁ。……はは、分かってるさ。ちゃんと還すつもりだよ」

「アルシャはラッカいちの美形だからなぁ。逃げるとは余程近くで見るのが恥ずかしいんだろ。…お陰で俺はゆっくり話が出来るけどな」

「なぁおい、見つかったか?運命ってやつ。その手の話がアルシャから聞けるようになることが、最近の俺の楽しみのひとつなんだぜ。アルシャは俺よりずっと出来た奴なんだから心配はしてないけどさ…ほ俺の願いなんだから叶えてくれよな。ま!先に見つけるのは俺なんだけど」

「全くさ、兄さんは俺に尽くしすぎだよ。それが兄さんにとって幸福なことならやめろなんていわないけどね。これから見つける自分の運命のための翼でもあるんだ、今はしっかり休めて。来る時に高く羽ばたけるように」


 
 
長としての部族内での評価は様々。例え相手に良く思われていなくとも、地位の違いで態度を変えるなどもせず気さくに接している。
しかし幼い時から部族の在り方や部族補佐との関係について口うるさく制限されてきた事もあり、先代や古株の面々に対しては少々当たりが強い。

部族補佐のことを家族同然に慕い、憧れに近い感情を寄せている。自分がどう思われるかは気にしないが部族補佐のことを悪く言う者を見つけると四六時中付きまとい圧をかけ続けることも。
幼少期は本当に兄弟のような距離感だったためアルタ自身は今でも気兼ねなく付き合いたいと考えているが、立場が絡むようになってから少しだけ開いた距離をもどかしく思っている。

部族補佐とは過去にすいせいのかけらを贈り合っており今も大切にしている。
自分が贈ったカケラには「生まれや立場に縛られず心から幸福と思える時間を過ごせるように」という願いを込めているのだとか。

部族としての儀式を統率する時以外は気ままに各国を飛び回りカケラの収集をする他、そこに暮らす民を遠巻きに眺めていたり気になる相手に声をかけたりしている。神出鬼没。
堅苦しく考えすぎず楽しい夢を見るのは悪くないという思想の持ち主で、叶う叶わないは兎も角強い願いを持つ相手に惹かれやすいところがある。
自分に正直でいることを良しとするが、正直になれない相手はそれはそれで暴き甲斐があるとも考えているようだ。

好きになった相手には非常に一途。相手のために物事の優先順位を逆転させることも厭わない。
運命の相手を見つけた際には、最愛の証として自身が大切にしているほしのかけらを贈りたいと思っている。
 
 
「奇病なんて恐るるに足りんね。部族(ウチ)にも命を落としたやつはいるが、単にそいつの願いが弱く空へ届かなかった。それだけのことだ」
「ったく、爺様方は皆特性がいしあたまなのかねぇ。必要なのはお堅い空気より願う心の持ちようだってのにさ」
「や、面白いなと思って。俺らの儀式を都合良く受け取って夢を見てる連中ってのが。心地良い夢ってのはずっと見ていたくなるもんなぁ。…ま、俺らは俺らのために願ってるだけだが」

※3/21 素敵なご縁を頂きました! カッサータさん【illust/106307102

「やぁ。あんたが飛んでいくのが見えてね。ウチの仲間かとも思ったが…こんな立派な翼を持つやつは見たことがない。こうも高い浮島には俺もそうそう来たことがなかったからなぁ。カケラでは無いが嬉しい発見だ。よければあんたの事を色々聞かせて…ありゃ、つれないね」

「やぁ。随分探したよ。いつもこんな高いところにひとりでいるのかい?折角だし俺と話をしてみないか……おいおい、また逃げるのか?そんなことをするくらいなら自力で追っ払ってみたらどうだ。逃げるだけならまた追うだけだ。俺はしつこいからな。」

「……ははっ、なんて速さだ。面白くなってきた。届きそうもないほうが掴み甲斐がある」

「やぁ。俺はアルタ。いや、そういえば名乗っていなかったなと思って。〝落とし星〟…〝ラッカ〟のほうが伝わるか?そこの部族の長をやってる。柄じゃないんだけどさ、俺より長に向いてるやつがいるし。
…君の飛ぶ姿はとても自由で、羨ましくなる。もっと君のことを知りたい。そのためにも、俺のこと認めさせてみせるから。じゃ、また来るよ」

「や……え、儀式見てたのか?まあ俺らの儀式は神聖なものだから、君の心に響くのも当然…なんて、煽てた隙に俺を出し抜こうってんならその手には乗らないぞ。……違うのか?」

「やぁ。最近は見つけるのが早くなっただろ?それにしても、君が儀式を好んでくれているとはね。俺らが集めているカケラは神からの贈り物、欲深者になってしまっては神から見離されるから、ああして空へ還している。世間では奇病なんてものが流行っているようだが…星の加護がある俺は死ぬことは無い。……儀式を見た君にも、星の加護が宿ると良いな」

「……やぁ。今夜は星も月もとても綺麗なものだから、この夜空を君と見たくなった。儀式?あぁ…けど、今は君といたい。はは、こんなことをしたら天罰が下るかもしれないな。けど、君との時間と引き換えなら構わないさ」

「やぁ。この間は…すまなかった。覚悟を示したつもりだったが…長もまともに務められないような腑抜けに君を捉えられる筈もないと、身に染みたよ。君のあの言葉がなければ、俺はずっと腑抜けのままだったかもしれない。立場など関係なく俺の在り方を真っ直ぐに見定めてくれる…そんな君が好きだ。

君に恥じない男として、部族をまとめる立派な長として在ることをこのカケラに誓おう。そして願わくば…生涯俺の傍にいて欲しい。受け取って、くれないか」

ありがとう、カッサータ。君の翼にすぐにでも追いついて見せるよ


※奇病数を受けてのお話【novel/19561863 

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2023-02-22 15:05:09 +0000