死には死の、死者には死者の物語がある。
それが生者と等しく、死者もまた冒してはならない所以。
今、ここにはあまねく物語への冒涜がある。
聴こえるぞ、お前のその咆哮、
「お前達が真に求めているものは何だ?」
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■物語の補足
王都にて避難者の救援や魔物の討伐に従事する途中で、抱卵のイグニヴァルド(illust/103740876)を確認したよ、という投稿作品になります。
なお、ここに至るまでの過程でブラッディ・メモリー(illust/103717675)の寄生を受けております。最終章の終了後に昏倒くらいはするかもしれないけど普通に生き延びます。
①抱卵のイグニヴァルドについて
カンデュラは歌の魔術の使い手として「音」と「思念」を読み取る能力に特化します。
この能力は条件「第六感が秀でた凡人類」を満たすものと判断し、
「(イグニヴァルドから生じた)イグニード達が発する声を聴き取る適性がある」描写にしました。
カンデュラは彼らの言葉と、彼らの向かう先を理解した上で、王都に発生した魔物の大半が死霊術によって他者に操られる死者であることを加味して
「”かえる”先とはどこなのか?向かう先は本当にそちらで合っているのか?」との疑問を投げかけています。
②ブラッディ・メモリーについて
危険な任務を請け負う冒険者として、いろいろ怪我を負う機会があったと思いますが、
現在は王都に満ちる死霊術の気に中てられて、当人の「死に最も近い」古傷の記憶からブラッディ・メモリーが生じたという解釈をしています。
※何かしら不都合がありましたらパラレル・スルーをお願いいたします。
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■参加者コメント
スベリコミ-
もう既に必要討伐数が達成されておりましたが、非公式イベント「抱卵のイグニヴァルド」へ参加させて頂きました。忘れ去られた過去から今へつながるまでにどんな物語が隠されているのか、見届けさせて頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
PFSOZ、誠にお疲れ様でございました。遅まきな参加ながら、ここまでにたくさんのお話が創造されていくのを薄っすら拝見し、大変楽しませて頂きました。
僅かながら存在できてよかった。あぶねえ。ありがとうございました!
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■目録
企画目録:【pixivファンタジアSOZ】(illust/101965643)
最終章・ゼラルディアの王笏:(illust/103584939)
非公式イベント「抱卵のイグニヴァルド」:(illust/103740876)
モンスター:ブラッディ・メモリー(illust/103717675)
使用素材:タイトルロゴ(illust/101966437)
弊キャラクター:カンデュラ(illust/103772830)
2022-12-25 14:43:18 +0000