「えらく偉丈夫ンなったのう、鍛冶屋!」
一合を撃ち合ったあと、その鍛冶屋に鍛えられた妖刀・鉄噛【illust/102829045】を構えながら白い髪の女は獣人の鍛冶屋を睨め付けた。
一見サキノハカ【illust/101967335】に侵されたようには見えないが、兆候は十分に考えられる。
そうでなくてもこの姿、この状況は強襲機関ナイトシェードの”仕事”の範疇であった。
「どうした。手に負えん妖刀でも、手に負えん状況でも、そいつを見捨てんでくれと言ったのはお前じゃあなかったか。
自分で自分を見捨てるとは、愚の骨頂じゃな。」
彼がこうなった経緯はわからない。だが、正気を失いかけている者の特徴、状況は今まで嫌というほど見てきたのだ。
ましてや燃える大気に漂う濃い血臭ともなれば。
炎上する王都の中、赤い瞳が赤い瞳と拮抗した。
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黒王軍とも戦っているとのことで【illust/103649715】【illust/103638112】と時系列パラレル。ち、近くにいたとかでなんとか。
今後の展開に矛盾が生じることがあればファンアートと受け取っていただけると幸いです。
■お借りしました■(敬称略)
十徳工具のカルーア【illust/102122397】
創世剣クロスファンタズマ【illust/103695669】
■自キャラと設定■
廃剣カレ【illust/101966944】
◆ファンタジーを描く企画・pixivファンタジアSOZ【illust/101965643】
2022-12-18 09:04:40 +0000