キャプション編集中…
「何というか、見事な滑走っぷりですなぁ」
赤い流星の如く氷結した道を滑る少女を眺めながら黒髪の女性はつぶやいた。
「呑気に言ってる場合か、…ったく肝が据わってるとは思ったがまさかここまでとはな」
ため息をこぼしながら男が呟く。
少女はこと楽しげに氷の道を滑りながら目的地に向かって爆走していく。そのあとを追う形で大人2人が追う。
「…ん?待って、道があそこで途切れてる上にグールが集まってる。」
目を凝らしながら遠方を確認し、女性が言う。男は盛大に舌打ちをした。
「…仕方ねぇ、ここで投げ出したらボスに顔向けができねぇからな。道を作る。」
「できるの?」
「…無いことはねぇ。…『来たれ、「美酒」を冠するもの(コールバッカス)!』
男が叫ぶと魔法陣が現れ、大ぶりなグリップが現れる。おもむろに引き出すとそれは長大な砲撃銃(ミサイルランチャー)だった。
「おい!嬢ちゃん(レディ)!お前はそのまま滑走しろ!道を拓く‼︎」
「わぁ!ありがとなのね‼︎じゃあこのまま加速するのね‼︎」
場に似合わぬ無邪気な声の返事が聞こえてくる。力が抜けそうになるがここは締めねばならない。男は砲撃銃を構えた。
…その後、派手な轟音で出来上がった焦げ臭く少々黒焦げた道を3人が滑走していったのを見たものがいるとか。
こちら【illust/103053532】の展開をいただき描かせていただきました!
お借りしました!!
フットンナモちゃん【illust/102285692】
ナガレさん【illust/101992109】
木っ端微塵にしましたアイシング・ミラ・グール【illust/102835660】
拙宅オズワルド【illust/101990895】
2022-11-27 12:17:20 +0000