「その広場でしたらその通りを抜けた先の大通りを左です。
少し待っていただけるのであれば、休憩に入りますので直接ご案内できますよ。
それまで立ち話でもどうでしょう?」
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「特別任務?」
眼前の上司の言葉に、ディオネスは思わず聞き返した。
すでにディオネスは「王家所有の森と森の主の定期的な視察と報告」という特別な任務を受けている。
それ自体は特に重い仕事ではないが、その上に何かあるのだろうか。
聞けば、その森の警備の仕事から外れ、森の視察に同行している魔術師の護衛として行動を共にする、というもの。
現在の特別任務の対象である森の主からの依頼になるようだ。
やはり王位継承権がどうなるのか気になるのだろう。
任務を引き受けること自体はやぶさかではない。
黙ったディオネスに上司は怪訝そうな顔をし、ディオネスは慌てて了承し退室した。
次の休暇のデートの約束、キャンセルしないとな…
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■ディオネス(26歳/男性/183㎝)(基本は普通の男性口調/俺)
王府衛兵隊の騎士。
元ザリア騎士。ザリア騎士よりこっちの方がモテそうだからと移籍した経歴を持つ。
施設の警備が主任務の現状にちょっと退屈を覚えていたところに森とその森の主の定期的な見回りの話
があって飛びついてみたら、静かな森なのでやっぱり退屈であるという…。
休暇はだいたい女性とデートしてる。本はあんまり読まない人。
・ルーチェヴェルデ【illust/102349394】現在のお仕事の相手。
・ユニト【illust/102740258】現在の仕事の仲間。
・王府衛兵隊
現在は王家の直属みたいな扱いになっているが、
もともとはザリア軍内から選別された騎士と兵士で構成された王宮など政治中枢の施設等を守る組織。
王位継承者がイスリアド家から変わった場合、解散か次の継承者の直属になるか上が検討中とのこと。
歩く観光名所的。
(イギリスの近衛兵みたいな感じ。ただし要人警護とかは無いイメージ)
メインは私服で~とか思っていたのに、私服考える時間がないのだが!!!!
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■参加です!
pixivファンタジア Scepter of Zeraldia【illust/101965643】
2022-11-20 09:57:17 +0000