「お茶のアイスクリン!もうひとつ欲しいよね!」
「ここにいたか。そろそろ移動せよと通達が来たが……食事か?」
「すっごく美味しかったよね!だから、おみやげにいっぱい買うのよね!」
「そうか……いや待て、アイスは溶ける。保冷できる道具は持ってきていたか?」
「だいじょうぶ!アタシの布で包めばへっちゃらよね!」
砂都の雑踏に紛れて、街角のあちこちから漂うおいしい食べ物の匂いに誘われて続けていたフットンナモ。
砂の地に並ぶ食べ物の味はどれも美味しく、すっかり砂都の通りで食べ歩きを満喫していた。
そうして充分に時間が過ぎ去った頃、そろそろ移動しなければならない時刻が迫ってきた。
平和な通りでおいしいものいっぱいで幸せいっぱいなフットンナモは、あることを思いつく。
"みんなもおいしいものを食べたら、いっぱいしあわせよね!"
思いつくやいなや、砂の地に出店していたカフェのカウンターに飛び出していき、お小遣いの銀貨を並べて順番に注文をしていくフットンナモであった。
◇気付けば砂の地ではしゃいでもぐもぐして現地の活気を満喫…。フットンナモはファミリーのことを思い浮かべて、おいしいものをおみやげとして買っていきます。
何かファミリー宛てに指令が出ていた筈なんですけど……この区画……へ、平和だったんですかね(
持ち帰りの際は、アイスクリンでも魔法の布でバッチリ!
冷たさもほかのおいしいものもまるごと包み込んで背負って帰ります。元運び屋なので自信があるようです。
◇お借りしました!
・レアンドロさん【illust/102588804】
・つまめカフェ【illust/101973921】
・3匹の使い鳥とつまめさん【illust/101974308】
・グースさん【illust/102174580】
・つまめアイスクリン【illust/102401754】
・つまめのくるくるパンケえキ【illust/102140577】
・つまめスナック【illust/102671380】
◇おいしいもの大好きフットンナモ【illust/102285692】
2022-11-12 22:45:07 +0000