呪われし姉妹(シスターズ)

いぼんこ
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「姉妹(シスターズ)」とは…その昔、バルタン星と光の国との戦乱の際に生み出されたウルトラウーマンとバルタン星人の遺伝子を掛け合わせたハイブリッド兵士である。

生産時期によって三つのタイプに大別される。



1st lot (ファーストロット) 「第一次生産群」
「姉妹」の初期生産型。体色は赤。後に作られた姉妹と比して高い最大出力を誇ったが、その力は不安定であり、エネルギーの消耗が激しいなどの数々問題点が多かった。その為、十数体が製造された時点で製造は打ち切られ、後述のセカンドロットへと移行した。

2nd lot (セカンドロット) 「第二次生産群」
「姉妹」の後期生産型。シルヴィアもここに属する。体色は青。このモデルから本格的な量産が始まった。ファーストロットに比べ最大出力こそ劣るものの、力が安定しており、総合的な完成度は上回っている。
数百もの個体が製造され、戦場での活躍が期待されたが、この時点で既に戦乱の趨勢は光の国の勝利で決しており、ほとんど活躍する機会は無かった。



光の国との戦乱の終結後、生き残った「姉妹」は全て廃棄された。ただでさえウルトラウーマンに近い見た目で主であるバルタン星人に忌み嫌われており、更に今後バルタンの主戦場になる暗黒宙域では光エネルギーで稼働する「姉妹」は役に立たないからである。

こうして廃棄された、ファースト、セカンドの姉妹達はその多くが悲惨な末路を辿った。

その数少ない例外が培養カプセル内での幼体段階で廃棄されていた、後に「シルヴィア」と名付けられる個体であった。彼女は巡回中であったグレイシアとリーファに保護され、光の国で育てられた。表向きは単なるバルタンとのハイブリッドという事にされ、その呪われた生まれは本人にすら知らされる事は無く、育っていった…

そして現在生き残りが確認されている「姉妹」はシルヴィアだけ…そのはずだった…



3rd lot (サードロット) 「第三次生産群」
「姉妹」の新規生産型。体色は黒。性能はセカンドロットとほぼ同じであるが、暗黒宙域に対応する為、光ではなく闇をエネルギー源とするよう変更されている。
バルタン星が滅んだ後、暗黒宙域を放浪する一団がかつての「姉妹」のデータを掘り起こし再製造したものである。
彼女達が製造された目的は単なる兵力や労働力としてだけではなく、過酷な難民生活で苦しむバルタン星人達の民衆の不満を逸らす為に意図的に作られた「被差別階級」としての役割である。
後に資金稼ぎの為に他の異星人にも奴隷として売り飛ばされるようになり、産業として成立。増産に増産を重ね、今なおその数は増え続けており、ファースト、セカンドを抑え最多の生産数を誇るシリーズとなった…

そして遂に… illust/100987432
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数奇な運命の末に妹(サードロット)と邂逅したシルヴィア。果たして彼女はこの呪われた運命にどう立ち向かうのか…



という訳で先日投稿した黒シルヴィアちゃんの設定を考えてみましたがいかがでしょうか?
結構な長文になってしまった… 物事を短く纏めるって難しいね

#ultra heroine#ハイブリッドヒロインズ#ウルトラウーマンシルヴィア#量産型

2022-09-04 21:26:58 +0000