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女性労働者に参政権を

チーブレーバーをいかに獲得するかは、資本の最大の課題・関心事であり、溢れるばかりの失業者と、大地から引き離された失業予備群と、救貧院なる偽装と、それでもなんとか生活を維持できる貧民窟街と、そして他方に、人権とか、自由とか、民主主義とか、福祉政策等々が並べられた。女性参政権もまた、大いなるチーブレーバー獲得の飾りの一つであった。猫に参政権を付与しても、何の弊害も、問題もないのと一緒である。産業革命、フランス革命を経て、人間は改めて、その経過を通して、自己の存在、自己の権利、自分達の社会、自分たちの政治を知ることになった。哲学的な課題を自らの労働をもって、把握することになった。労働という特異なる商品をいかに資本が取り扱うかも、その歴史的な背景をも理解することになったのである。確かに、それが理解できない人間も多いのだが、理解が止まることはない。18歳でも投票できるようにと、資本が策を講じて、時間稼ぎに余念はないが、止まることはない。実際に選挙権が地上に成立したのは、1792年であり、実際に女性投票権が成立したのは、1871年である。労働者たちの運動がその成立を見るまでに、相当の時間を要したことは、それだけ、資本側の抵抗も大きかったことが分かる。それでも資本側がそれを認めたのは、それがそれほどの脅威でもないと、いや、いくらでもごまかし、操作し、準備し、対応できることを、知ったからでもある。教育もいじれるし、法律もいじれるし、報道もいろいろと操作できるのだから、案ずることもないと、何回もその資本力をもって、牛耳ることが出来たからである。とはいえ、それで終わる分けではない。歴史はこれからも続くのである。なぜ、人間は戦争をするのか。今までの戦争は土地、つまりは食料をめぐって、争った。そして資本主義社会においては、資本の自由をめぐって争う。ウクライナ侵略はアメリカ資本とロシア資本の戦いであり、アメリカ資本は、また中国資本との戦争も含めて、準備を怠ることはできない。ウクライナやロシアの稀少金属、稀少ガスを失うこともできない。資本の食料でもある商品が成立しなければ、そして安き労働力商品も十分に手にすることが出来なければ、資本の存在に係わる。かくして、参政権とは何かを改めて、歴史に人間が学ぶ時間がゆっくりと進んでいるのである。共に読もう。

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2022-07-03 01:28:46 +0000