阿湖鬼懸岩ちゃん

Ald

水霊山の山頂付近には登山客向けに解放された宿院があり、あなたも含め誰でも自由に利用することが可能だ。しかしあくる日に一人の少女が住み着き、一室を占有するようになった。彼女がいつ、どこから現れたのか、一族の当主である久堂止水さえ把握しておらず、久堂のもてなしの精神と、彼女の自由意志によって在室が継続されている。約百年前に訪れた画家が記念に描き残していったとされる絵には、彼女に似た風体の人物が描かれているが、関連性は定かではない。彼女は筋金入りの引きこもりで、まず外出することはなく、かるた描き(下手)や茶器の鑑定(成功率:低)等の内職をこなしては登山客が持参した食品を分けてもらい、日々を飄逸と過ごしていた。また宿院の管理人を気取っており、そのくせ掃除などは人任せと何かと偉そうなのだが、「生きていくのに一畳あれば足りる」「高貴は金で買えないが、高貴は金にならない」等とぼやいてもいる。ゲーム内では水霊山に行けばいつでも彼女に会えるが、基本的には攻略の助けにはならない。しかし宿院に保管されている、歴代の著名な人物が宿泊の折に残していった貴重品を入手するには(何故か)彼女の許可が必要となっている。

#ありがとうございました。#虚孕天

2022-06-18 09:20:18 +0000