温故知新 新FireFlyレンダラ 4K壁紙

かるばどす

ちょっと古いデータを見ていて、以前に作成したシーンが目に留まりました。
で、Poser12で刷新された、バイアスレンダラであるFireFlyでレンダリングしました。マルチCPU対応になったので、以前より全然速いです…(私のマシンは32スレッドで動作しています)。
結構いけてますよね…(^^?

Poser12は、Poser11まで内部で使用していた言語であるPythonが、Python2という古い仕様でしたが、それをPython3という現在の仕様に変更しました。これはこれで、モダナイズといって、IT屋的には当然のことなのですが、3Dの世界のように、モダナイズの概念が希薄な世界では、大変な騒ぎとなります。旧来に開発されたスクリプトを含むプロダクトすべてが使えなくなったのです。フツーならオリジナルの開発者がせっせと新バージョンに対応するのですが、3Dコンテンツの開発者はDAZを含めて、古い製品なんて、売れれば儲けものくらいに思っているだけなので、誰も対応してくれません。
まあ、Pythonみたいに互換性を保証しない言語システムなんて、私は他に知らないので、Poserが悪いというよりも、Pythonが悪いくらいにしか思わないのですが、そうした変更のためにPoser12は、
・DSON Importerが使えないので、DAZのGenesys以降のほとんどのプロダクトが直接に使ええない
・Poser11以前ののプロダクトでPythonを使用しているプロダクトも使用できない
という非互換の嵐となりました。
Poser11では、看過されていた歴史的バグを直すという暴挙で昔からあるSceneの互換性を失っていますので、Poser11, Poser12で、全然違うシステムになったのでした。
ちなみに、DAZのDSON Importerや古いPoserコンテンツを使用するために、今もPoser11が併売されています…機能改善は無しにです…(^^;

ちっともいいことがないようなPoser12ですが、FireFlyのモダナイズが行われ、マルチスレッドレンダリングが出来るようになったので、画期的に速くなりました。
私はノンバイアスレンダラー派なのですが、この絵のようなシーンとなると、ノンバイアスレンダラーはかなり難しくなります…光源の取り扱いのためです。でも、F\ireFlyなら、自然の法則なんて関係ないので、結構簡単にできるんですよね…ただ、シェーダーの互換性の関係で、FireFlyとSuperFlyではシェーダーの組み換えが必要になるので、2者を自由に使いこなす…訳にもいかないのですが。

Poser11で嫌われた原因の一つにFireFlyレンダラを置いてけぼりにしたことがありますが、Poser12はその点にだけは光明を開いたのですね…

#3DCG#Poser#fantasy#wallpapers#Reiko Hinomoto

2022-06-18 03:00:01 +0000