【魔女恋】桃生 美桜【永遠】

七瀬祐
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企画元【illust/97238892】※R-15要素を含みます
※6/9 主催様より承認頂けました。

「人生を謳歌しないまま死ぬか、いつ終わるとも分からない長い生を送るか。
そう考えると、早死にしないで済んだ今の人生も悪くないなって思うの。
私なりに楽しく過ごしてるけど……やっぱり、どれだけ年月が経ってもあの子の事は忘れられないかな」
「やっと会えた!……えっと、いきなりごめん……私の事覚えてる?この顔に、心当たりとかない?」
「話したい事は山ほどあるけど……とりあえず、今生きてるあなたの事を少しずつ知っていきたいな」
「ずっと昔好きだったあの人の、姿や声が変わったとしても気持ちは変わらないのかなって
心の奥底で不安だったの。でも、あなたにもう一度会って分かった。
私は、あなたを────」

名前:桃生 美桜(ものう みお) 本名:アルマ・キルシェ
年齢:22歳(358歳)
一人称:私 二人称:あなた、◯◯さん、◯◯ちゃん、◯◯君(親しい相手には呼び捨て)
身長:155cm 職業:カフェ店員 趣味:ドライブ、旅行、ネットサーフィン

かつては病弱で、長く生きられないと宣告され家族からも見放された身だったが
魔女によって心臓を奪われてからは、流行り物や娯楽を楽しみつつ
職や居住地を転々としながら魔女を探し続けている。

魔女の事を愛していたが、当時は内向的な性格でいつ死ぬとも分からない体だった事から
想いを伝えるのを諦めた事を後悔している。しかし、長い年月を過ごした事で
抱いた感情はあれは愛だったのか恋だったのか、
今となってはどのような気持ちだったか分からなくなっている。
それでも心の中で魔女の存在は常に燻っており、いつか魔女と再会し
奥底に眠っている感情がなんなのか確かめ、今度こそ自分の気持ちに正直になって
向き合いたい。その感情が愛であれ、憎しみであったとしても。

普段は穏やかで落ち着いた雰囲気を携えているが、心の内は意志が強い一面を持つ。
周囲に気を配り、困っている人には手を差し伸べずにはいられない気質には
病に伏せ続けていた当時、家族から見放された時の寂しさや孤独感を
自分と同じような目にあってほしくないという境遇からきているとか。

◆素敵なご縁をいただきました!
来見 心音さん【illust/98860589】(呼び方:心音ちゃん→心音)

「あなたが魔女だと分かっても、この気持ちは変わらなかったのに……どうして私を置いていくの!?」
あれから、どれ程の年月が経っただろう。
一目見た瞬間分かった、やっとあの子に会えたんだと。
私の幼馴染でもあり、私の心臓を奪った魔女、ノーチェ。
性別や姿や声が変わっていたとしても、あなたに会って
心の奥底で燻っているこの気持ちを確かめたい。
……確かにそう決心したけど、まだ子供だなんて思わないでしょ!?
コンタクトを図ったとして、私との関係を理解してくれるような年頃なのか。
そもそも、相手をしてもらえるのか……後ろ向きな考えが巡るけど
ここで接触する機会を逃したら、次はまたいつ会えるか分からない。
もしも次の出会いが数百年後だったりしたら、冗談じゃない!
とにかく、チャンスがある以上やるしかないんだから。

「突然ごめんね、私の顔に心当たりはない?ほら、例えば夢に私が出てきたりとか……」
明らかに怪しんでいる。私がこの子と同じ立場でもそうなる。
このご時世子供に声をかける店員なんて、不審者でしかない。
とにかく連絡先を渡して、一先ず仕事に戻ろう。後は彼女からの連絡を待てばいい。
きっと、この子がご両親に事の顛末を話せば私は社会的に終わるかもしれないけれど
長く生きてる人生の中で、経歴に傷が付いちゃってもその時はその時って事で。
あの子に会えるチャンスを逃がすかを天秤にかけると、こうするしかなかった。
……一か八かの賭けだったけど、あの子は意外にも私に会いにきてくれた。

話しているうちに、いくつか分かった。
あの子……ノーチェは、今世で『来見心音』として生きている事。
前世の記憶は、おとぎ話のようなものとして認識している事。
そして、前世でのあの出来事が影響して悲しい、寂しいといった負の気持ちを抱いている事。
……今は小さい子なのに、あの記憶を背負い続けていただなんて。
それで苦しい目にあってしまうのなら、重い荷物を軽くできるのは当事者の私しかできない。
「私は、あなたの前世が心臓を奪ったから病に蝕まれる事がなくなった。
本当なら早く死んじゃうところだったし、今の生活は悪くないって思っているのよ」
「それに……あなたの前世で友達だった頃から言おうと思っていたんだけど。
家族からも見放されていた私を、あなたは見捨てずにずっと慕ってくれて
生きる希望になっていた。そんなあなたの事、好きだった。」
「ごめんね、急に。今のあなたは『来見心音』として生きているんだから
そんな事言われても、ビックリするでしょ。
でも、あなたが前世の記憶に押し潰されそうならどうしても言いたかったの。
あなたのお陰で、私は心も命も救われて生きてこれたんだから
気に病む事なんかないんだよって。」
「……って、どうしたの!?私、何か変な事言った!?傷付けちゃったらごめん!」
正直な気持ちをぶつけ終わってから、泣き出す心音ちゃん。
違う、違うのと言うばかりで泣きじゃくる彼女を、とにかく泣かないでほしいと
私はオロオロするばかりで、背中をさするしかなかった。
今はずっと年上の立場になったのに、自分が情けないなぁ……。

あれからも、また会いたいという気持ちはお互い同じだったから心音との交流は続いている。
出会った頃は、どこか陰のあった瞳も陰りはなくなり
頻繁に明るい笑顔を見せるようになった……ああ、これだ。これなんだ。
心音が前世で魔女だった頃、私に向けてくれた眩しい笑顔。
病に伏せて、家族からも見放され生きていく気力を無くしそうだった私にとって、唯一の希望。
心臓を奪われるその時まで、いつも明るく親密に接してくれたあなたは
私の胸に陽だまりのような温もりを残してくれた。
心音の寂しい気持ちが払拭されてからは、大好きだったあの笑顔を私に向けている。
例え姿や声が変わっても、やっぱりあなたの事が大切なんだ。
心の奥底で燻っていた不確かな気持ちは、あの時とまた同じ温かさが灯った。

◆申請に関して
性別、年齢や職業など問わず相性重視で、エンディングの制限もありませんので
二人ならではの関係性をすり合わせ、築いていけたらと思います。
交流はツイッターでのお絵描きや呟きが主になりそうなので、可能であれば
一緒にお話をお付き合いいただけると嬉しいです。


お返事は即日~3日以内にお返し致します。
メッセージ送信より3日経過しても返信が無い場合は、メッセージ未着による不具合の可能性がありますので
お手数をおかけしますが、メッセージを再送でご連絡を頂けますと幸いです。

問題がありましたらメッセージにてご連絡をくださいますようお願いします。
※キャプション随時編集、追記致します

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2022-06-09 12:26:05 +0000