The Wind of Lyme Regis

ポプラ社から刊行された「コミック版世界の伝記」ではメアリー・アニング（2018年初版）は「美少女」に描かれている。
日本公開が2021年4月だった映画「アンモナイトの目覚め」で、ケイト・ウィンスレットが演じていたメアリー・アニングは、筋肉質で泥まみれになり日銭を稼ぐ暮らしだった。とても都会の貴族暮らしなどできないタチだった。
歴史ものは監修者や監督や絵師ら制作者によって描かれ方が一作一作異なってくるし、史料の少ない人物ならなおさら「想像」が入ってしまいがちである。どれが「正しいメアリー・アニングか?」は答えがないだろう。
今回筆者が描いたメアリー・アニングは、服装は映画「アンモナイトの目覚め」を参考にし、そこに筆者の想像を交えたイメージで作成した。