独りぼっち戦争のキャラクターがひとりで戦うようになる前にあった過去の話。
ある国に学生服を身にまとい戦う少女2人がおり、2人は魅惑の姉妹と呼ばれていた。
1人は表情豊かに演技し他人を魅了した姉と言われた少女、もう1人は常に無表情で何を考えているかは分からないが戦いのセンスが高い妹と言われた少女。
2人が本当の姉妹だったかどうかは誰も知らない。
だが、ある時少女達は敵対していた敵のトップに騙され罠にかかりある小屋に閉じ込められ、火にかけられた。
妹は大した怪我がなく動ける状態だったが姉は頭に怪我を負い腹部にも刺傷があって動けなかった。
姉を連れ出そうとする妹を突き飛ばし、小屋の窓から妹が放り出されるほど強い力で体当たりし最後の力で妹を救い亡くなった。
それから妹は夢で姉の死に際の姿を思い出す日々を過ごすことになり、敵への復讐、それを成し遂げてもなお独りぼっちで戦争を仕掛け殲滅する鬼となり、無表情は拍車がかかり、何かが取り付いたように戦いに明け暮れるようになった。
変わり果てた妹の夢の中では、大好きな姉が炎の中優しく微笑む姿のまま時が止まっている。
本当の姉のように慕っていた少女のことを。
2022-06-04 17:43:23 +0000