「ライデインッ!」
バシュッ!!
アタシはオリハルゴンの鼻先をめがけ
雷撃を落とした。
「グボォォォ!」
オリハルゴンは一瞬怯んだっ!
そのスキにカラを助けたいっ!
「ずぉぉぉ、カラちゃんっ!!」
するとドゼウがさらにダッシュして
加速し、カラとオリハルゴンの間に
割って入った!
す、すごい、やるじゃないドゼウッ!
カラを想う気持ちの強さなのね、
アタシ達の予想以上の身体能力で
カラを守ろうとしているっ!
い、いや、気持ちの強さが本来持っている
身体能力以上のモノを出させているの
かしらっ!?
「ヒ、ヒィィ!ド、ドゼウ〜!」
「カラちゃん、逃げるど!
さぁ、捕まれっ!」
ドゼウがカラを背中に背負いオリハルゴン
から距離を取ろうと懸命に走る。
アタシ達はそれと入れ替わるように
オリハルゴンの前に立ち魔物を牽制した。
いよいよ神の使い・・・神獣との対峙っ!
アタシはしかし、この神獣と呼ばれる
魔物と、どう対峙すればいいのか
決めあぐねていた。
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拙著「魔道士リザの冒険譚」より抜粋
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2022-05-22 06:09:57 +0000