こちら【illust/96024860】の素敵な企画に参加させて頂きます。
✦ヨランド
一人称:ヨラ 二人称:お前or名前呼び捨て
年齢:40歳 性別:雌 身長:158cm(両翼:4m)
「運命なんて言葉、ヨラは知らない。ーーただ欲しいと思った。」
幼い子供を空に連れ去る誘拐犯。
泣いている声を聞くとどこからともなく現れては空中へと飛び去り、自分の巣へと連れ去る。その行動原理は、かつて共に巣で育てられた兄弟達への依存からくるもの。記憶から薄れた家族の鳴き声に似ている音を聞く事で安心できるが、赤子の面倒を見れる訳ではなく、全て餓死させている。
精神はまだ幼く、一般的な善悪の区別が付いていない。気に入ったものを持ち帰り、観察する習性がある。何でもかんでも持ち去っては巣の中にしまう為、巣には人骨や宝石や店の看板や服やぬいぐるみなどが無数に散らばっている。
鴉の血が混ざった鳥人であり、少し狡賢い性格だが警戒心も強い。翼のない種族のことを「羽無し」と揶揄しており、初対面でも名前を呼ぼうとはしない。
「悪い子にしてたらまた遊んでくれる?」
「羽無しが何の用。風切羽も生えてないやつにあーだこーだ言われたくない。」
「お前も空を泳ぎたいの?条件次第で連れて行ってあげない事もなくなくもないぞ」
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✧素敵な運命に出逢えました。
ガラードさん【illust/98418813】
欲しいものは全部手に入れるの
そうじゃなきゃ何処かへ行ってしまうから
兄弟達がそうだったようにーーー
森の中で見つけた白猫はとても失礼な奴だった。ヨラより小さい癖に、態度はでかかった。木々の隙間からあいつを観察してみると、猟銃の手入れをしていた。
時折、その純白の耳と尻尾が辺りを探っている様にピクリと揺れる。この距離ならヨラの姿は見えない筈なのに、翼を羽ばたかせる度に気付かれてないかと考えてしまう。
だって、また会いに来たなんて思われたくないから。会いたいからなんてバレたくないから。
…寂しいなんて、気付かれたくないから。
「羽無し、今日も相変わらず一人だね。」
翼の羽ばたきで木々達が振動する。
ヨランドを中心に起こる風の波に呼応するかのように、澄んだ鈴の音が森の中へ広がっていった。
キャプション編集中…
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「ちゃんと待ってるんだよ」
そう言って幼い雛を残し、兄弟達は空へと駆け出す。
ガアガアと鳴く雛は言われた通り巣から離れなかった。
兄弟達に言われた事を守らなければいけないと理解していたから。
だが、兄弟達は二度と帰っては来なかった。
雛は自力で空を飛ぶ術を見つけても、巣から離れようとはしなかった。
もしかしたら兄弟達が帰って来るかもしれないと思っていたから。
帰って来ないのは何故なのか。そう考える事もあった。
もしかしたら何かに捕まえられてしまったのかもしれない。直ぐには帰って来れない場所まで行ってしまったのかもしれない。
ーーーもう、自分の手の届かない場所に行ってしまったのかもしれない。
それを確かめられる術を学べなかった一羽の鴉は、
今日も巣穴で彼等の帰りを待っている。☑︎申請について
どんな関係性でもこの2人ならではの関係が組めたら幸いです。犬猿を経て殺伐したり、はたまたほのぼのしたりイチャイチャしたり…可能性は無限大だと思ってます。
メッセージをいただいた場合即日〜2日以内にお返事させて頂きます。返信がない場合はメッセージ不調の場合がございますので、お手数ですが再送願います。
☑︎交流について
他企画との兼合いもあるため、外部ツールでまった〜りとお話したり、落書き出来れば嬉しいなと思っております。
宜しくお願い致します!
2022-05-20 03:42:27 +0000