「すまんな、こいつがねえとやる気出ねんだわ。吸っても30%くらいしかやる気出さねえけどな」
「仕方ねえな…特別に教えてやるよ。…ニュートンの運動の法則の楽な覚え方」
「はぁ…こんなおっさんが年甲斐もなく惚れた腫れたなんてよぉ、参っちまうよなぁ…」
◆名前:千方 三波 -センポウ ミナミ-
◆種族:ヒスイダイケンキ
◆性別:♂
◆担当教科:理科(物理寄り)
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無気力で不真面目な性格のヒスイダイケンキ。
教員用喫煙所の常連。プリントがタバコ臭い。
「なんでも楽が一番」がモットーで、授業も真面目な雰囲気はないが法則を楽に覚える暗記法などを教えてくれるので評判は高い。
体を動かすのは嫌いではないが、疲れるのが嫌い(若くないので疲労回復が遅い)
よくも悪くも職場でもプライベートでも裏表がなく、常に気だるげ。
典型的なちょっと悪い大人。
恋愛に対して、過去に酸いも甘いも味わったことで達観している節がある。
また、"青春"的なものという認識が強く、自分のようなおじさんが恋愛なんて…という若干の引け目がある。
それ故、片思いの相手に対してもあまり積極的なアプローチをできずにいた。
一人称:俺
二人称:キミ、○○さん(生徒相手)、○○先生
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こちらの企画に参加させていただきます!【illust/97429574】
◆申請について生徒教師、種族、性別年齢は問いません。
キャラ同士の相性の良さを重視させていただきます…!
◇◇
素敵なご縁をいただきました。ありがとうございます…!
喜咲笑夢さん【illust/98228719】
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始めはただ「よく懐く生徒がいるな」「最近の子は眩しいねぇ」というありきたりな感情だった。
授業もよく聞いてくれるし、授業後も熱心に話に来る真面目な生徒。喫煙所にまでやってきたときは少々びっくりしたが、その明るさは自分にないものでこちらとしても話がしやすく心地は悪くなかった。
気持ちに変化が起きたのは彼女が2年生になった時。人懐っこく話をしてくる彼女、自分にはない明るさを持つ彼女に対して、他の生徒への気持ちとは違う感情が芽生えていた。
しかし、その感情にはこの時点では気付かなかった…あるいは、無意識に気付かないようにしていたのかもしれない。
彼女が3年生になり、この一年でもう会えなくなると思ったとき、自分の中に芽生えていた感情にようやく気付くことができた。
――自分はこの子に好意を抱いているのだと。
しかし、歳の差からくる「こんな寂れたおじさんより、もっときらきらした恋愛がしたいよなぁ」という思いや、なにより教師と生徒の立場もある。この想いを抱えたまま、卒業するこの子を見送ろうと心に決めていた。
そんな中、彼女から文化祭で一緒に回らないかと誘われる。自らの思いに気が付いたばかりで気が気ではなかったが、断るのもおかしいか…と平然は装いつつ、少し落ち着かない様子で一緒に回ることにした。
そして文化祭が終わり、後夜祭の時間が訪れる。
教師の立場として、当然後夜祭の恋のおまじないの噂は知っていた。
噂を聞いたときは「青春だねぇ」と鼻で笑ったのを思い出す。
「夜遅くなりすぎないように、適当なところで帰れよう」などと気の利いたことでも言えればよかったのだが、脳裏によぎる噂に邪魔されうまく言葉が思いつかず、産まれたのは沈黙のみだった。
――気まずい沈黙を破ったのは、意を決したような彼女の言葉だった。
【キャプション編集中…】
2022-05-06 19:49:30 +0000