⁂華の由縁(illust/96568934)様
└ 一世代目〔4/12…承認いただきました!ありがとうございます!〕
⁂桜支(おうし)
├ 25歳/男/180㎝/70kg
├ 一人称:私(わたし)/二人称:貴方/敬称:(名字/名前)さん
├ 人間/僧侶
└ 好き:楽し気な空気、早朝、身体を動かす作業、動物
嫌い(苦手):苦いもの、荒事を行う輩
⁂
日華国の片隅にある村の寺で、近所の子供たちに手習いを教えている僧侶。
物腰が柔らかく温厚そうに見えるが、
そこはかとない腹黒さが垣間見える時があるとかないとか。
僧兵としての鍛錬もしていた為、寺の用心棒も兼ねている。
また、鍛錬の途中に妖怪と会ったり戦った経験があるので、
妖怪に対しても人と同様に接する。
実家も寺で3兄弟の末っ子。(実家は長男が継いでいる)
兄(次男)が病気で亡くなり、兄が管理していた寺を引き継いだ。
結婚については、実家からも考えろとせっつかれているものの、
どうしたものかと悩んでいる状態。
「これはこれは、可愛らしいお客様ですね。
ようこそ。ゆっくりなさっていってください」
「おや、何かお困り事ですか?
よろしければ、私に話してみてはくださいませんか?」
「おいたをする悪い子はどなたでしょう。
…お説教が必要ですか?」
「ご近所の方から美味しいおはぎをいただきました。お一つ如何ですか?
…いただいたのは二つなので、私と貴方との秘密と言うことで」
「命とは、とても儚い…だからこそ
出会ったものを大切にしたいと、そう思っているのです」
「…これは私の我儘です。
ですが…あなたの手を放したく無いと…そう言ったとしたら
あなたは『是』としてくださいますか?」
***
⁂〔4/17〕素敵なご縁をいただきました!
無邪気で愛しい伴侶…聿眞様(聿眞さん)(illust/97577926)
初めて貴方と出会ったのは、山中のご遺体の前でした。
女性としては長身で背に漆黒の翼を携え、一目で異質な存在と分かった貴方は、警戒をするこちらに向かい、自身の種族と訪れた理由を述べて、更には供養を見せて欲しいと言った姿は、種族故なのか生き生きとしていて…でも、埋葬の手を借りた際にした感謝にとても不思議そうにする姿を見た時、悲しく感じたのです。
それからも、貴方は何かしらの用を見つけては寺に訪れるようになって、子供たちや寺の者と馴染んでいく姿を微笑ましく思いました。
ですが、村の人々はそれを善しとはしなかった。そして、貴方はそれさえ受け入れた。…それでも、寺に来てくれる貴方の行動を嬉しいと…そう思ったのです。
それも、暫くののちに起こった事件で解決しました。
一人の村の子が山の入り口で消え、それを神隠しだと人々は騒ぎました。そんな時に貴方は寺に来てしまった。…正直帰って欲しいと願って話しましたが、思惑は逆に働きました。
…分かってはいたのです。貴方は探しに行くだろうと。でも、心配だった。村の人々の言葉で、態度で、貴方が…本人も気が付かないうちに傷ついてしまのではないかと、恐れたのです。
結局は、山中に居た野盗の一団から子供を助けたことで杞憂に終わりましたが。
…多分、初めて出会った時から好意はありました。
貴方の行動、言葉、心の在り方…隠さず向けられる感情に感じていた微笑ましさ以外に、酷く黒く歪んだものを抱えていたことも気付いていました。
それでも、仏の道を説く者として…死と向き合ってきた者として、特別な存在を作る事の虚しさと恐れを知っていたからこそ、それから意図して目を背けていたのです。
………なのに、貴方に好意を持って触れる存在を許すことが出来なかった…貴方を愛しいと思っている事を認識してしまった。
告げる気は…無かったのです。告げたところで意味はない。
人間(わたし)は妖怪(あなた)を置いていく。現実を変える事も虚しさを消し去ることも出来はしない。
このまま穏やかに貴方との時間を送り、その記憶が貴方の片隅に数瞬だけでも残ればいい。
確かに私はそう…思っていたのです。
しかし…気が付いたら、告げていました。
丁度、住処に戻る為に飛び立つ体勢でいた貴方の手を取ってしまったことで、驚き振り返った貴方の目を見ていたら、口から自然と言葉が溢れてきたのです。
「急に申し訳ありません…ですが、貴方がもう戻ってこないような気がして」
「貴方の居場所は増え、貴方の隣は誰のものでもない。それでも…」
寿命も価値観も違う人間の言葉を真剣に聞いた貴方は、手を取ると…『是』と返してくれた。
私は貴方を置いていく、虚しさを与えてしまうというのに…それでも、居ると言った貴方の答えに涙してしまった私を宥める貴方は大人びていて、それが少しだけ悔しく思ったのは秘密です。
想い合ってからも、異種族であるという事を始めとして弊害は多く、その一番の壁となるはずの家族…特に母とすぐに馴染んでしまった事には驚きました。
母は恐らく気が付いていたのです…私が何かを特別に思い愛する事を恐れていたことを。それを乗り越えてみせた貴方だからこそ、異種族であったとしても受け入れてくれたのでしょう。
…しかし、時折、私よりも母と仲の良い様子を見て羨ましく思ったものでした。
そうして、
祝言を上げ、正式に家族となって…貴方との間に愛しい子にも恵まれた。
可愛い子供たちは、驚きと愛しさを齎してくれる。
賑やかで、楽しい日々をくれる。
…私は
貴方と共に愛した結晶を作り、
貴方と共に受け入れる場所を作り、
貴方に与えてしまった虚しさを少しでも慰める、思い出と【居場所】を作った。
それでも…それでも…
私は、貴方の唯一の特別でありたい。
私は、貴方の唯一の愛しいものでありたい。
私が、貴方の唯一の【居場所】となりたい。
この浅ましい願いを拭う事が出来ないから…
「輪廻転生と言う考えがあります。
例えどのような姿になろうとも、何度でも貴方のもとへ戻りましょう」
―――…何度でも、何度でも、愛しい貴方…聿眞さんの元へ…
だから、どうか待っていて欲しい。
貴方を独占したくて仕方のない、どうしようもないこの男の事を。
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友人などの既知関係も、引き続きご縁がありましたら嬉しく思います。
※気になることや何かありましたら、
お手数をお掛けいたしますがご連絡をお願いいたします。
※キャプションは随時編集いたします。
2022-04-12 10:07:28 +0000