東京都では、昨日・4月3日と今日・4月4日の雨の影響もありまして、桜も、そろそろ終わりに近付いています。桜の次には、花水木が咲きます。
それでも、健康管理に十分に注意しながら、頑張ります。
4月8日から、関東地方の一都六県の多くの学校は、新学期が始まりまして、入学式が開催される学校も、多い事でしょう。
西暦1980年(昭和55年)の本放送から、約40周年を経て、今年・西暦2022年(令和4年)も愛されて、親しまれている、伝説の傑作アニメーション『ニルスの不思議な旅』。
西暦2022年(令和4年)も、『ニルスの不思議な旅』のイラストで盛り上げて行きたいです。
今回のイラストは、2枚共、実は陸上自衛隊の航空科のヘリコプター部隊に宛てて送った、季節限定の絵葉書、いわば最新版が、原版になっています。
1枚目は、九州地方・熊本県の陸上自衛隊高遊原分屯地・西部方面航空隊・西部方面ヘリコプター隊第3飛行隊に宛てて送った、絵葉書が原版です。
2枚目は、東北地方・宮城県の陸上自衛隊霞目駐屯地・東北方面航空隊・東北方面ヘリコプター隊に宛てて送った、絵葉書が原版です。
各々の絵葉書に、差異や相違を表現しました。
投函する前に撮影した絵葉書の一部を、トリミング加工してリサイズしました。
今回のイラストが、2枚共、明るめに見えるのは、デジタルカメラの光量調整によるもので、ストロボは使用していませんが、原版の絵葉書を撮影した時の照明が良くなかった為に、僅かに暗めになりましたから、画像をトリミング加工すると同時に、春らしさを強調するべく、明るめに調整しました。
『ニルスの不思議な旅』のニルスとハムスターのキャロットが、麗らかで爽やかな日差しの中、九州地方と東北地方の各々の駐屯地に表敬訪問して、リラックスしながら立っている、とイメージして頂ければ、何よりです。
さらに、今回のイラストは、昨年・西暦2021年(令和3年)3月29日のイラスト(illust/88784129)の延長であり、続編でもあります。シンプルでありながら、昨年・西暦2021年(令和3年)と同様に、最終回の翌年の春と、桜の名所の、両方のイメージを入れて、「漉き込みポストカード」に描いたイラストです。
僅かに、色の染み出しがありますが、その点については、御了承願います。
ニルスは、ハムスターのキャロット、鵞鳥のモルテンと共に、アッカ隊長が率いる雁の群れと共に、一年という「時」を通じて、旅をしました。氷の海を飛び、山や野を超えて、大自然の厳しさに触れて、様々な動物や人間に出会い、様々な事件や不思議な体験を経験して、強さと優しさと凛々しさを備えて、大きく成長しました。
ニルスは旅を完了して、故郷のスコーネ地方に留まりましたが、或る相互フォロワーが言われたように、
「愛する作品は、ファンの心の中では終了しないで、いつまでも現在進行形で続くものだ」
という事になるのでしょう。事実、『ニルスの不思議な旅』は、海を超越して、世界中に広まりました。
『ニルスの不思議な旅』を読んだスウェーデン王国の少年少女達は、やがて成長して、海を超越して、世界を旅して、世界各地で活躍しています。
スウェーデン王国は、環境と福祉と平和を世界に誇る大国になりました。
今回のイラストの、ニルスとキャロットは、第1話で妖精にかけられた魔法が、最終回で解けて、元の身長に戻った姿です。
例によって例のごとく、ニルスの髪型と瞳の光、シャツの色や襟は、アニメとはやや異なりますが(襟はわたしの独断で変更しています)、全体的にアニメそのままの姿を損ねないようにしました。
トレードマークである真紅の毛織の三角帽子は、帽子の後端に装着された金属製のホイッスルと、もう一つのトレードマークであるオレンジ色のベストが、春の微風に靡いているように表現しました。リアリティーを表現するべく、シャツやスラックスには、不自然にならない程度に、皺も付けました。
今回のイラストの、ニルスの表情は、少し大人っぽくしながらも、少年らしい純粋さ・誠実さに加えて、強さ・優しさ・凛々しさを備えて、大きく成長した後の姿であるが故に、やんちゃな一面から一皮剝けた、強い意思をさり気なく強調する一方で、穏やかで優しいイメージにもしました。笑顔があまり大袈裟になり過ぎないように、注意深く表現しました。
やや見えづらいでしょうが、原版で漉き込みの桜の花弁が散らされている、「漉き込みポストカード」に違和感なくアレンジさせる為に、桜の花弁が重ならないようにして、きちんと間隔を空けて着色しました。
1枚目のイラストの、ニルスが右手を腰に当てているポーズは、3月20日のイラスト(illust/97041740)と、ほぼ同じです。
右手を腰に当てるポーズは、或る相互フォロワーの影響もありまして、関心を持った『プリキュアシリーズ』にも見られますが、そちらも意識しています。
ニルスの右肩に留まるキャロットは、満開の桜の美しさに見惚れているように表現しました。
2枚目のイラストの、ニルスが右手を上げて、舞い落ちて来る桜の花弁をキャッチしようとしているポーズは、静止画像を見ながら描きましたから、多少は不自然なところもあるかと思われますが、「春の訪れ」を実感しているように、わたしなりに描きました。
九州地方は既に桜前線が過ぎ去りまして、東京都の桜もそろそろ終わりに近付いていますが、東北地方はこれからが春本番であり、桜の見頃になります。
例によって例の如く、着色は殆んどマジックを使用して描いています。着色の際には、「色ムラ」が出ないように十分気を付けましたが、陰影が付かない分、あっさりとした印象になるかと思われます。
今回のイラストのニルスの、穏やかにして爽やかな笑顔は、
「ぼくも、昭和の時代に制作・放送されて、平成の時代に全52話がDVD化されて、日本中に広まった。ぼく自身の物語を見ながら成長して、海を超越して、世界各地で大活躍している仲間達に負けないぞ!!」
という意志を表明して、再び、そして新たなる旅に出た姿を強調してみました。上記の台詞もさる事ながら、
「あの不思議な旅では、ぼくも何かと鍛えられたし、人間的にも大きく成長しました。まだ暫くの間は、新型コロナウィルスとの戦いが続きそうですが、お互いに、負けずに頑張りましょう!!」
という意思表示でもありますが、半年以上にもわたった「特別な体験」を経て成長したニルスのバカンスは、非常に和やかな雰囲気のものになる事でしょう。
今回のイラストは、先にも書きましたように、アニメとはやや異なる点こそ、一部にあるものの、わたしは『ニルスの不思議な旅』の本放送当時からの大ファンであるが故に、思いきり力を入れながら描きましたから、今回のイラストを御覧になる皆様が、ニルスと共に海を越えて、再び、そして新しい旅に出て、風のように何処までも行こう!! という気持ちになって頂けましたら、幸いです。
2022-04-04 03:00:01 +0000