【S_710】アイルライリ【子世代】

みやま
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■Snack710【 https://twitter.com/SagDF_TL/status/1448818916608786432】(身内企画)

■Profile
Name:アイルライリ・レイリリア
Age:18
Sex:Female
Height:165㎝

■Character
本の付喪神とネイワーフの間に生まれた少女。
穏やかで明るく、よく笑う。
教会や孤児院での奉仕活動に参加しており、子どもたちにも慕われている。基本的には、優しくていい子と周りに認識されているし、それは間違いではない。

ただ、彼女は「命は自らが心から望むものによって救われるべきである」という強烈な信念を持っている。

教会で奉仕活動に参加していても神を信じているわけではない。
人の求める救いの形として「神」や「信仰」がわかりやすい、ただそれだけ。救いの形として人が求める神は信じている。
求められれば与える聖であはるが聖人ではない。彼女にあるのは隣人愛でも博愛でもなく、ただ求められたものを投げ返す「聖」という機構にすぎず、また手を伸べるすべてを救うわけでもない。
家族愛は知っている。彼女も家族を愛している。
でも、心から何かを望んだことはまだ無い。執着したこともまた、無い。
だから、彼女は救いを与えるときに自らを削り渡すことをしない。望まれたものを望まれたままに与えることをしない。
与える対象を選別し、自らを損なわない範囲でだけ救いを渡すその姿は傲慢でもある。

一皮むくと不穏な娘だが、年頃らしく恋に恋する側面もある。

彼女の短い人生の中で、一番ヤバいエピソードをひとつ。

ある日、彼女は連続殺人鬼に誘拐された。殺人鬼は当然彼女を殺すつもりだったが、彼女の不思議な雰囲気と柔らかい言葉に己の望む救いをこぼした。
死病に侵された殺人鬼の余命は約1か月。殺人鬼は愛を知らずに生きてきた。親の愛も、家族の情も、男女のそれも何も知らず。
それでも、最期くらい真っ当に愛されてみたかった。親に愛された子供になってみたかった。
殺人鬼は彼女に母親を望んだ。そうして、1か月の間彼女は殺人鬼の母親になった。
食事を作り、掃除をし、殺人鬼の話を聞き、決して否定せず、ただ抱きしめて背をさすった。
彼女は穏やかな表情で息を引き取った殺人鬼を埋葬し、けろっとした顔で家族のもとに戻っていった。

父と兄は不眠になり、母は泣き、姉は旅先から飛んで帰ってきた。
それでも彼女は自分の行いが間違っているとは思わない。

自分自身である本は自室の本棚にしまっている。
毎日ページをまくり、内容が増えているか確認している。

ネイワーフ由来の翅は収納式。

***素敵なご縁をいただきました
舞う人:ツバキさん【illust/97308762

編集中…

■Family
父:ユーライトさん【illust/97285532
「パパ見て、私の本のページが結構増えたの。内容?恥ずかしいから見せない!」
母:ラウルリリ【illust/97313455
「お菓子作ろ、ママ。この間作ってくれたケーキがいいな」
姉:ルナレイラちゃん【illust/97286011
「お姉ちゃん、お土産買ってきてね。あと、あんまり危ないことするとお兄ちゃんの胃に穴が開くって言っていたから、気を付けてね」
「今度はどこに行っていたの?あ、アクセサリ増えてる!可愛いね!」
兄:ロウルルイロ【illust/97314102
「もう、そんなに怒ることじゃないわ。ちょっと頼みごとをされただけだもの」

#深縁録#【S_710】#【S_710】女#【S_710】成立

2022-03-31 16:22:35 +0000