子供の頃、勇者シリーズ「勇者特急マイトガイン」を夢中になって見ていた。特に悪役ウォルフガングには子供ながらに感情移入しまくっていた。ウォルフガングのセリフに「機械が己の存在に疑問を抱くようになったら、それはもう人間と変わらんのじゃないか?」と人造人間ユリウスに語りかけるのがあった。勇者シリーズの中でも今となっても印象に残るセリフの一つだ。
さて、この作品は、閉ざされた工場の敷地から一歩も出ることがない(出ることができない)メカ少女が、敷地の庭に植えられた桜を見て、その美しさに「人間としての感情」が芽生え始めたところを描いたものである。ウォルフガングのセリフを思い浮かべながら赤鉛筆を滑らせていった。
(本日3月27日は「さくらの日」です)
2022-03-27 02:42:57 +0000