こちらの素敵な企画 いつか魔法を解きにきて【illust/95849633】に参加させて頂きます。
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★カガリ
☆男性/180cm/350歳
★一人称:僕 二人称:キミ
☆好き:甘いもの 嫌い(苦手):苦いもの、荒っぽいこと
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3/29 素敵な御縁を頂きました!!
(やっと見つけたあの日の子)
メメント様【illust/97153126】
あの日の出会いは偶然で、そして刹那的だった。ほんの少しだけ触れ合って、うっかり魔法をかけてしまった。
それがその人の人生に関わるものだったと気付くのには遅すぎていたとは、その時には気がつかなかった。
◇
あれからどれだけの年月が過ぎただろうか。僕は今日もあの子の影を探し続けていた。心はただ1つだった。謝りたい、ただそれだけ。それだけが心残りで、僕とあの子を繋ぐ縁だった。
街を歩いていると、1人の青年とすれ違う。その時だった。長い年月が経っても残る自身の魔法の気配を感じ取ったのは。僕は慌てて振り向いて、「待って」と歩き去る青年の手を取った。突然の事に驚いた様子で振り返るその青年はどこかあどけなさを感じさせた。「キミさんはだれさん?」と至極真っ当な質問をする青年に僕は
「僕はカガリ、キミの魔法を解きに来た魔法使いだよ。」
「やっと見つけた……ごめん、ごめんね。ずっとずっと謝りたかったんだ。」
そう言うと、ポロポロ涙が溢れてきて止まらない。そんな僕を見て彼は少し気の抜けた調子でよく分からないけれど、と口にしてからキミの事を教えて欲しいと言うので
「…っ、うん、もちろんだとも。僕でよければお話するよ。」
「その為にも魔法を解かなくちゃね……僕は酷いうっかり屋みたいでね、前世のキミにも会ったのはほんの少しだけなのに魔法をかけちゃったんだ。」
「さて、昔の僕はキミにどんな魔法を………っ」
彼にかかった魔法の気配を察知した僕はみるみるうちに全身から血の気が引くのが分かった。
「ごめん、ごめんなさいっっ!!!まさか、そんな……記憶に関わる魔法をかけていたなんて…本当にごめんなさい…っ!」
「………キミは昨日までの事を覚えてられないんだよね…。キミは、その、どうしていたの?」
「日記……見てもいい?…あぁ……そうか…。」
「さっきから泣いてばかりでごめんね。こんな僕が愚かしくて…こんなキミが、愛おしくて涙が溢れちゃうんだ。ふふっ、変だよね。」
だけど、本当にそう思ったのだ。自分の愚かさが悔しくて、彼の行動が拙くも愛おしくて。どうしてこうも人間というのはいつだって精一杯に生きるのだろう。
「さてと、泣いてばかりいないで魔法を解かなくちゃ。うん、リラックスしてていいよ。あ、なんか変だな~とか思ったら言ってね?そんな事は無いとは思うけど一応ね?」
「…………うん、これでキミに掛かった魔法が解けたよ。大丈夫、今回はうっかりなんて事はしてないから。」
「ねぇ、明日も僕と会ってくれるかな?話の続きもしたいし、ちゃんと魔法が解けてるか確かめたいから。そう、約束。不安かもしれないけどきっと大丈夫だから。怖かったら日記に記しておけばいいよ。」
かつての贖罪を果たした僕は、彼と約束を交わして明日を待つ。昨日のキミとは少し違う。今日のキミ、そして明日のキミが乖離することはもう無くなる。明日会ったらたくさんお話をしよう?僕もキミと話してみたいことがたくさんあるんだ。だから今日はまたねをするんだ。
バイバイと手を振るキミに僕もまた手を振って
「メメくん、また明日。」
小さいけれど、確かな約束をした。
◇
※編集中
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◆申請について
男女性別問わず素敵なご縁があればと思っております。
恋愛関係においても上記を問いません。
もちろんそれ以外の関係でも大歓迎です。
本人はかけた魔法を解くつもりでいますが、詳しくはお話できたらと思っております。
◆お返事につきまして
お返事には即日~2日(48時間)程いただきます。
送信から2日過ぎても返信がない場合はメッセ不着の可能性がございますのでもう一度メッセ頂けたら幸いです。
返信状況などをこちらに記載させて頂きたいと思います。ご了承ください。
◆交流につきまして
外部が主となります。ご了承くださいませ。
その他何か問題等ございましたらお手数ですがお知らせ頂けたら幸いです。
2022-03-25 09:25:48 +0000