さて22年前の原稿に因る『ラブひな強化月間2022第2部早春の陣』後編です。是れにて第2部完と成りますな。タイミングが合えば夏位に第3部を開催する運びと成りましょう哉?其れを以ちまして年内の三部作も一応は一段落すると云った処かしらね?さて此度は言わずと知れた人気漫画のパロディーですが話に由りますれば、かの刻より世紀すら超えた此の2022年(R4)に配信版の新作が全24回位で企画されたとも伝わる。衰えぬ人気の凄まじさよ。約2クールと云う事ならば「闇の反逆軍団編」を制作するのが妥当で在ろうが、現行のアニメ界は矢鱈とストーリーを進行させる事に固執する傾向に有るのも確かで其れこそダイジェスト版の風味を漂わせつつも「地獄の鎮魂歌編」迄もサラッと映像化して仕舞うやも知れませぬわね?いや昔のアニメ界ならば其れこそ丹念に「闇の反逆軍団編」だけで1年位掛けて放映して居たかもね?お色気シーン等に関しても大らかな側面も有った故に謎の光やら影なんぞの小賢しき技術を駆使する迄も無く、然うかと云って決して過激過ぎる事も無く、精々がお茶の間を多少気不味くする程度で済ませて居た事で在ろうよ。多分ね。はてさて、ふと振り返らば読み切り版が掲載されたのが昭和62年(1987)頃でした哉。翌昭和63年(1988)から本格的に連載が開始されて爆発的に大ヒット!若しも連載が滞り無く順調に進んで居れば、其れこそ『ぬ~べ~』的なノリで全国にTV版が放映されて居ても決して不思議では無かっただろう。いや或いは少し位はお茶の間の空気も凍り付いたりするやも知れませぬが、そんな時は透かさず「琰魔焦熱地獄[エグ・ゾーダス]」で温めて差し上げれば良かろうよ。いや思ひ返さば『ぬ~べ~』のTV化は1996年(H8)春位だったが、あの頃はギリギリで暗黒の平成時代でも未だマシだったとも云えようか?そして其の2年後の1998年(H10)10月から『ラブひな』が連載開始される訳だが然うした時代の空気が作品作りに受け継がれて居る件が屡々見受けられますわ。今や『週刊マガジン』とて、かなりラブコメ勢力が強化された雑誌と化したが其の先駆けと成ったのが此の『ラブひな』と云う作品で在ったと云えような。はてさて。無論、其れ以前にも『週刊マガジン』にラブコメ系漫画は在ったのだが、今の流れを形成した作品と云う点に於いては『ラブひな』を嚆矢と認識する事は大いに相応しかろうよ。
2022-03-20 06:27:27 +0000