テストレンダリング La Femme 4K

かるばどす

La Femmeは、Poserの技術で作られたG3 / G8に相当するフィギュアです。
オリジナルを作った人は、Poserの世界では有名なデザイナさんで、ひょっとすると日本人なのかもしれません…よく知らないんですが…

昔、PoserをSmith Microがやっていた時代には、しようのない3D ModelのMiki 4とかPulineとか作っていたのですが、人気が全くありませんでした。Smith Microはバカばっかりでしたので、DAZ Studioが人気が出てきたのは、Genesis 3が成功した為と思っていたらしく、技術的に類型の、しようのないものを作っていたのでした。結局、サポートしてくれるデザイナーさんが少なすぎて、相手にされませんでした。
RenderosityがPoserを引き取る前後に、La Femmeは開発されました。南アフリカのデザイナーさんが、独自にDAZのライセンスから離れて作ってくれたProject Evolutionが先行していたのですが、それを無視して新たにRenderosityがAnastasiaなんかを作ったデザイナーさんに依頼して作ったのでした。このあたりの協調性のなさが欧米人らしいですね。で、作った後いろいろとフォーラムを立ち上げて盛り上げようとしたのですが…そんなに成功はしていないと思います。フォーラムを見ていたら「日本人が全く使ってないみたいだなあ」とか、いろいろと書かれていました。

まあ、日本ではPoserを使っている人、かなり少ないですが、それ以前にLa Femmeって、日本人の好みから離れ過ぎているんですよね。Victoria4, Aiko4のようなMillenuim4系のフィギアよりも、キャラクタの特徴が強すぎて、独特なうりざね型の顔になるし…体系もちょっと…。また、SuperFly用のシェーダーの作りが「雑」で、レンダリング結果がいまいちなものが多くて…。

私の意見ですが、DAZはnVidia iRayをレンダラに採用したから人気が出て(今ではnVidiaはiRayを手放しています…同社にとってビジネス的につまらない結果だったのではないでしょうか…)、それにGenesis3とかGenesis8の様々なキャラクタが作りやすく、衣装もdForceなんかで作りやすくなったので、いろいろなデザインのものがリリースされやすくなり、人気が出たのではないかと…。そこに、DAZのマーケッターの戦略である、禁断の戦略ともいえる「旧製品のマーケットの破壊」がさく裂して、Millenium4系の製品の価格を80-90%Offにしたことで、ほとんどのデザイナーがGenesis3/8の開発に流れた…ので、今日の状態になったのではないかと思います。とはいえ、私みたいに、安くなった際に、「こりゃありがたい」と思う人間も一部にはいたのですが…。

簡単に言うと、マーケットリーダーはDAZだったのに、Smith MicroはDAZと協力する努力が足りなくて、マーケットから追い出された…だけなんですよね。

余談ですが、SuperFlyのシェーダーを組むときにDAZのiRay用のシェーダー用に作られたリソースはそのまま流用できるので、とても楽に使えます…レンダリング結果もだいたい同じ感じになります。

PoserはSmith Micro時代にバカが寄ってたかって開発のまねごとをしたためにぼろぼろにされてしまい、一時期はごみソフトになり下がりましたが、何年もかけてバグを直して、今の体制になり、まあソフトとしては落ち着いてきました。私的には問題が多いのですが、今の開発部隊は、なんか連絡しても対応が良くないので、面倒くさいので連絡もしないで済ませていますけど、済ませられるくらいには問題が少なくなっているんですよね。

ここ1年ちょっとかけてSuper Flyの設定も詳しくなったので、シェーダーを全部組みなおして作ってみたのがこのテストレンダリングです。残念ながら、テクスチャがちょっとですが(日本のデザイナーさんはテクスチャが苦手なんですねー)、以前よりはちょっと見られるようになったような…

でも、La Femmeって、どうかなー…みんなおんなじ顔になっちゃうので、Terai Yukiみたいな感じですね。

#3DCG#Poser#LaFemme

2022-03-08 22:59:44 +0000