【ZXYED:海開き】思い出【四章】

黒鵜寺 雷斗@多忙

こちら【illust/95795189】のお返しです!

遅くなり申し訳ありませんっ!!!!!

*.*.*.*

「ミカウくんありがとう!」

「どーいたしまして」

タンブラーを見れば空とも海とも見れるカラーリングで少しむず痒い気持ちになる。
さっきミカウくんが私を連れて空を飛んでくれていたのも、懐かしい気持ちになった。
でもいくら魂が一緒とはいえミカウくんはイサナ様に似ている。偶然なのか、はたまた必然なのか。それは私にすらわからない。
でも彼があの御方の代わりになるように、そうされているのなら。
それは、私は神様という存在を恨む材料になるだろう。
最も私がそれを考える権利もないのだろうけれど。私だってあの御方を助けることはできなかったのだから。

「そう言えば、ミカウくんの身体ってすごい大きいよね」

「うん、唐突だね?」

沈み始めた思考回路を変えるために別の話題をふる。

「いやいや、ほら。さっきまでは動かすのですらって感じだったからさ。改めてね?動かしてみて大きいなぁ、って」

尾ビレをビタビタと海水につけては空中に持ち上げるという行動を繰り返す。
意外と使い慣れてれば楽しいといえば楽しい。

「楽しそうだねぇ…あ、もう慣れたのなら少し海を泳ぐかい?」

「あ、それはむり」

「即答?!まぁ流石にそんなすぐには動かせないか…」

「いや、違くてね…私元々カナヅチだから」

「えっ」

「昔はカナヅチだったの!」

水ポケモンなのに?という目で見られている気がするので尾びれで少し海水をかけておいた。
私は悪くない。

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お借りしました!
ミカウさん
illust/94490428

うちの
フィラン
illust/94703967

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2022-02-27 11:56:49 +0000