小麦粉を水で練った生地の塊を板に乗せ、片手に生地、片手にくの字型に曲がった特殊な包丁を持って湯の沸いた鍋の前に立ち、生地を細長く鍋の中に削ぎ落としてゆでる。
麺の独特な製法から全体は柳の葉の形になり、また断面は三角形になって独特の食感を生み出す。ラーメンと同じようにスープに入れたり、あんや黒酢に絡めて食べる。
日本国内では日本人向けにアレンジされた刀削麺はラーメンのようなスープを用いることが多いが、発祥地周辺では釜茹で麺に酸味の利いたトマトソースをかけたり、豚肉の脂身とニンニクの芽が入った肉あんをかけて食べることも多い。
時間がかかっていると麺の茹で具合が違ってくるため、麺を削るには手際のよさと、麺を長く均質に削る技術が必要であり、熟練した料理人は確保が難しいうえ給料も高い。ゆえに一般的なラーメンに比べて高価になる。2010年、河北省に住む発明家が自動車のワイパーから考えついた自動麺削りロボットを発明し、話題になった[1]。
2022-02-14 17:06:42 +0000