黒竜の咆吼が轟いた空に、どこか懐かしく、あたたかい無数の光……蝶が舞う。
傍らで聞こえた小さな感嘆の声に、その声の主の名も、無茶illust/9419666の理由も聞いていなかったことを思い出した。
「そういや、名前も聞いてなかったな。
俺はトリリオン。見ての通り竜使いで、こいつは相棒のチェトラーダ。
なあ、おまえはどうして黒耀公を説得しようなんて思ったんだ?
小さいのが真正面に陣取ってるの見た時は正直ヒヤヒヤしたぜ」
「わたしはソラリナ、よろしくトリリオン!
黒耀公を説得したかったのは……、彼の名はわたしの遠き父と同じなんだ。
そしてわたしの姿は遠き母にそっくりらしい」
「ああ、ご先祖さん、なるほど……。 ……それだけ?」
「うん、それだけ!」
■説得できたので獅子竜の娘(主に兜を)パージしました!
■会話の相手トリリオン【illust/8488876】
■小さな奇跡のちょうちょはこちら【illust/9578837】
■作画の参考にしたのは熊除けのベルなんだ……【illust/9392017】
■企画元【illust/8481158】
2010-03-26 08:00:04 +0000