あなたは、あの頃、近所の土手に寝そべって、鼻くそをほじくっていませんでしたか?
そう、土手で鼻くそ。
そんなときに限って、あなたの好きなクラスメイトのさっちゃんが、駆け寄ってきませんでしたか?
あなたは慌てて、鼻くそをその辺の葉っぱにこすり付けたりしませんでしたか?
さっちゃんは、息を切らせてあなたの横に寝そべって、頬っぺたを真っ赤にして
「おら、おら、前がら、おめのこと好きだ」
と言いませんでしたか?
いきなりの告白に動転しながらも
「おらも、お、おめのこと……」
と言いかけたら、さっちゃんはあなたの腕を取って、胸に押し付けたりしませんでしたか?
そして
「ほら、おらの胸、こんなにどきどきしでる」
とか、言いませんでしたか?
あなたが、さっちゃんの柔らかいおっぱいの感触を右手に受け止め、
体中のあちらこちらをカチンカチンにしていると、
さっちゃんは
「まだ、接吻は我慢してけろよ。そのかわり」
と言うやいなや、胸の上にあったあなたの腕を引っ張って、人差し指に、強烈なチュウしませんでしたか?
まだ半乾きの人差し指。
吸引力抜群のチュウ。
あなたは、
さっちゃんに、
人より多めの、
しょっぱい青春の思い出を
プレゼントしませんでしたか?
2022-02-04 21:53:09 +0000