追悼・水島新司先生へ

REO=カジワラ

野球漫画と言えば、この人。水島新司先生がお亡くなりになられました。

先生の漫画との出会いは私が小学生の時です。
当時、父が運営してたビリヤード店(今は無い)に置いてた「あぶさん」と「極道くん」だったと思います。
ジャンプ黄金期世代だったので、野球漫画との出会いは、こせきこうじ先生の「山下たろーくん」でしたが、名前がREOなので、西武ライオンズFANだった事もあり、パ・リーグが舞台の「あぶさん」は親近感と昔のパ・リーグの事が知れる知的好奇心があったし、「極道くん」の投げたボールが出刃包丁になったり、打者が人間から埴輪、埴輪から大魔神に変身したり(実際になる訳では無い。イメージとしての表現)する派手な描写に惹かれて面白く読んでおりました。
行きつけの散髪店では「ストッパー」が置いてあって、主人公・三原心平のずる賢さを使ったプレイスタイルで活躍していく様は「おお!!」と思い楽しくながら読んでました。何と言う野球をするのだと驚きを覚え「ストッパー」を読みに散髪へ行くのがとても楽しみでしたね。

本格的にハマったのは高校生の時でした。
当時、ドカベン・プロ野球編が始まり、弟が単行本を買ったみたいなので、読んでみたら、めっちゃ面白い!!悪球打ち、秘打、超遅球、これらの描写に感動を覚え、高校野球編も読んでみたいなあと思っていたら、父が古本屋で「ドカベン・文庫本」を全巻購入してきたじゃあありませんか!!
ひたすらに読み漁り、ドカベンマニアになっていったし、他の作品も読んでみたい!と他の作品の文庫本も自費で集めていきました。
特に好きなのは、追悼絵にも描いてる「一球さん」です。
「男どアホウ甲子園」の続編に当たる作品なのですが「一球さん」から入りました。
真田一球こと一球さんは、身体能力がズバ抜けて優れているものも「野球を知らない」と言う“致命的な弱点”を持つ高校球児なのですが、野球を知らないが故の大珍プレーと身体能力(特に超人クラスの走力)から繰り出される『奇想天外な忍者野球』に魅了され、一番好きな作品になりましたね♪
水島高校野球の集大成の『大甲子園』では、一番のウリの「ズバ抜けた身体能力」が表現されなくて、不満が残る扱いだったのですが、それから数十年を得て『ドカベン・スーパースターズ編』に置いて『楽天イーグルスに入団ッ!!』、しかも「ズバ抜けた身体能力」を遺憾なく発揮して、“ドカベン”山田太郎に勝つと言う『破格の扱い』をしてもらい、めっちゃ嬉しかったです…!!
しかも私の地元の球団である「楽天イーグルス」に入団ですからね♪
実際のプロ野球でも、楽天のホームゲームで、水島新司先生が一球さんと山田太郎を描かれたカードが特典だった事があって、それが欲しくて試合を観に行きました…!ホント「一球さん」には思い出が一杯です♪

そして、Mリーグ!
トラトラ甲子園さんのホームページ「水島新司の世界」で「ベストプレープロ野球」を使ったオンラインでのゲーム「Mリーグ」。
トラトラ甲子園さんが作成した水島キャラ(のデータ)をドラフトで獲得し、オーダーと作戦を決めてペナントレースを争うと言う、水島新司FAN垂涎のこの企画…!!
もう20年近くになるのかなあ。私のドラフト戦略はあんま上手くないので、あんまり勝つ方じゃないのですが、それでもたまに優勝するし、大好きな水島キャラでチームを作れると言うのは、ホント面白くて、長く楽しませてもらっていますね♪
このゲーム用に水島新司先生の作品をより多く集めるようにもなりました。トラトラ甲子園さんには頭が上がりませぬ…!!

そんな数々の思い出を作るキッカケを作ってくれた水島新司先生。
本当に心からご冥福をお祈り申し上げます。

これまでも、そしてこれからも水島新司作品を楽しんで行く所存です。
先生の描く漫画大好きです。いっぱい漫画を描いて下さって、
『 ありがとうました!! 』

#mourn#水島新司#一球さん#真田一球

2022-01-18 05:27:07 +0000