昨日・1月17日は、西暦1991年の『湾岸戦争』や、西暦1995年の『阪神淡路大震災』など、日本国内・国外に様々な「災厄」が起こった日でもありますが、その一方では、1月17日がお誕生日になった方々もいます。
今回のイラストは、西暦1980年(昭和55年)の『ニルスの不思議な旅』の本放送当時、ニルスを熱演されました小山茉美さんに宛てて、今回の投稿の直前に送ったバースデー・カード、いわば超最新版が、原版になっています。小山茉美さんは、昨日・1月17日がお誕生日でした。
1日遅れになりましたが、小山茉美さん、お誕生日おめでとうございます。
投函する前に撮影したバースデー・カードの一部を、トリミング加工してリサイズしました。
イラストが、やや明るめに見えるのは、デジタルカメラの光量調整によるもので、ストロボは使用していませんが、バースデー・カードである事を理由にしまして、撮影した際には、なるべく明るくしました。
今回のイラストは、『大きなポストカード』の水彩紙に描きましたから、僅かに薄い線が見えるのは、御了承願います。
わたしはこれまでに、ニルスが、航空自衛隊のジェット戦闘機のパイロット・スーツに身を固めた姿のイラストを、何度も投稿して来ましたが、『ニルスの不思議な旅 ~北陸の蒼穹を守る心優しき防人~』(illust/60778549)以来、久しぶりに、ニルスが、航空自衛隊のジェット戦闘機のパイロット・スーツに身を固めた姿です。
全体的には、『メジャーな航空ショーの記念写真 ~誕生日に寄せて~』(illust/51491303)も意識しました。
今回のイラストは、昨日・1月17日の夜に、「超特急」で書き上げたばかりの、まさに超最新版です。
その為に、一寸ばかり、不自然なところがあったり、左手の色調が微妙に違う、文字通りの「手違い」(大汗)があるなどの点は、何卒、御了承願います。
今回のイラストのニルスは、無帽ですが、特別製の青いフライトスーツ、LPU-H1サバイバルベスト、JG-5A耐Gスーツに身を固めた姿にして、描きました。襟元のマフラーは、別作品からの丸写しですが、基本的なレイアウトは、例によって例の如く、『青空少女隊』という航空漫画(OVA)をテキストにしました。
今回は、南西諸島の空と平和と安全を守る、沖縄県那覇基地・第9航空団第204飛行隊(以下、第204飛行隊)をイメージしました。嘗て、茨城県百里基地・第7航空団に所属して、首都の空と平和と安全を守っていた時代から、わたしは第204飛行隊の大ファンですが、ニルスを、航空自衛隊のジェット戦闘機のパイロットにするのならば、第204飛行隊にアレンジして然るべきだと思っていました。
実際の航空自衛隊では、フライト時にマフラーを着装する事は多くありませんが、彩りを加味する事と、汗止めまたは防寒対策の意味も兼ねて、自分の意思で追加しています。マフラーは、第2次世界大戦の時に日本軍の戦闘機乗りが使用していたものと同じです。
特別製の青いフライトスーツは、宮城県松島基地・第4航空団第11飛行隊『ブルーインパルス』も意識していますが、今回は、前述しました通り、南西諸島の空と平和と安全を守る、第204飛行隊をイメージしました。両方の襟の階級章は、特別に、1等空佐(諸外国では空軍大佐)にしました。
右肩に一部が見える第204飛行隊の「大鷲」のパッチと、左肩の「イーグルドライバー」のパッチは、実際に着用するものと同じにしています。現実には、航空自衛隊のパッチはグレー系のサブデュードが主流になって、物凄く地味になりましたが、今回は、バースデー・カードに相応しく、フルカラーにしました。
特別製の青いフライトスーツの上から着装している、LPU-H1サバイバル・ベストには、小型の懐中電燈を始めとして、剃刀のように鋭い折り畳み式小型ナイフ、携帯式小型水筒、シグナルミラー、信号灯、昼夜兼用発炎筒(発煙筒も含めて)、非常食糧、遭難信号を発信するサバイバル・レスキュー・ラジオ、防水容器に入ったマッチやライターなどの、飛行時に必要不可欠な、様々なサバイバル・グッズが、ぎっしりと収納されています。
今回のイラストでは割愛しましたが、ニルスは、サバイバル・グッズの他にも、護身用の拳銃、予備弾倉も携行しています。
両脚に着装しているのがJG-5A耐Gスーツで、一定以上の強力なG(重力)がかかった時に、瞬時にして自動的に、そのGを軽減する圧縮空気が内部に送り込まれる仕掛けになっています。これによって、脳からの血液の低下を防ぎます。サバイバル・ベストと同様に、耐Gスーツも、ジェット戦闘機パイロットの命綱と言えます。
シートベルトと、チェストベルトと、下半身のベルトのバックルは、金属の質感を表現する為に、灰色で塗り、フライトスーツのファスナーと、LPU-H1サバイバルベストのファスナーと、ポケットのスナップボタンは、黄色で塗り、ポケットのタブは黄緑色で塗り分けて、彩りを加えています。
両脇のフロート(浮袋)が、「手違い」により、やや後退してしまいました(大汗)。
特別製の青いフライトスーツ、LPU-H1サバイバルベスト、JG-5A耐Gスーツは、リアリティーを表現するべく、不自然にならない程度に、皺を付けました。
左手に提げている大きなバッグが、「航空バッグ」で、本来はパイロットの必需品である、航空ヘルメットや航空手袋、航空チャートやコンパスなどを収納するものですが、この他にも、パイロットが飛行に必要不可欠な様々な必需品を、飛行機に持ち込む為にも使用されます。
外側に2つの大きなポケット、内側に2つのポケットがあります。わたしも西暦2011年(平成23年)の晩夏、海上自衛隊/アメリカ海軍の共同使用基地である、神奈川県厚木基地のイベントで、刺繍入りの特製品を買いました(日本円で4000円程度)。現在はショルダーストラップ付きのものもあります。
今回のイラストでは描けませんでしたが、ニルスのフライトブーツは、堅牢性と耐久性に特に優れた黒い革のブーツで、靴底はジェットフューエル・レジスタントソール(航空燃料にも耐える靴底)です。ニルスは、編み込んだファスナー・キットで、最も素早く、スムーズに脱着が出来るものを、愛用しているとイメージしています。
例によって例の如く、着色はほとんどマジックを使用しています。着色の際には、「色ムラ」が出ないように、十分気を付けましたが、陰影が付かない分、あっさりとした印象になるかと思われます。
何よりも原版が、ニルスを演じられた、小山茉美さんに宛てて送ったバースデー・カードですから、なるべく明るい色にしました。
出来る限り、力を入れながら、極力丁寧に描きましたから、皆様にお気に召して頂けましたら幸いです。
1日遅れになりましたが、1月17日に生まれた皆様、お誕生日、おめでとうございます。
2022-01-18 03:00:02 +0000