ごんは腰を抜かしたまま頷きました。
兵十は火縄銃を取り落とさず、手に持ったまましばらく呆然としていました。
青い煙が、ごんの代わりに銃弾を受けた玄関の柱からまだ太く出ていました。
ごんは腰が抜けて動けませんでしたが、自然に流れ出てくる涙と共に、暖かさと嬉しさを感じていました。
コン回は久々の動物イラストになります!
きつねさんのお話の名作の一つである『ごんぎつね』。
コン回はその話のアナザールートを描きました!
火縄銃が放たれた瞬間、ごんは足がもつれ、その場につまずいた。
奇しくも、それによって間一髪弾は逸れたのだった。
兵十が来ると、青い煙がまだ柱から細く出ていた状況から、狙いを外した事に気づいたが、それと同時に土間に栗と松茸が固めておいてあるのにも気づいた。
そして有名なあのセリフの展開へ…
ごんは間一髪撃たれずに済みましたが、しばらく腰が抜けて動けない状態でいる中にいます。
しかし、ここで兵十が全てに気づいてくれて、腰が抜けて動けない中、ごんは嬉し涙を流すのでした。
『南吉さんが『てぶくろを買いに』を書いた時の心境で『ごんぎつね』を書いたら、多分こういう流れになるんじゃないかな…』という事をひそかに考えながら描いたりもしていました。
全てに気づいてくれた兵十を前に、ごんも『てぶくろを買いに』のかあさんぎつねのように、『本当に人間はいいものなのかも…』と、きっと思う事でしょう。
私も、きつねさんの導きのもと、本当のいい人間になれるようにしてみせます!
全てがそうでなくても、本当の人間はいいものなんだよ、ごん!
2022-01-04 13:37:32 +0000