バシャ!バシャバシャ!
アフリカのニジェールにあるマングローブ林で騒々しい水音が聞こえる
小型の鳥脚類ヴァルドサウルスを追って向かってきたのは、スピノサウルスの仲間スコミムスである。
スコミムスは(ワニ神もどき)という意味の名を持っていて、名前の通り長い口で魚を取るのだが、近い仲間のバリオニクスやイリテーターなどから、時として他の獲物も襲っていたらしい。
ただし、待ち伏せ方の狩りをしていたスコミムスにとって、追いかけ回す狩りは不向きだったので、すばしっこいヴァルドサウルスをなかなか捕らえられず苦労している
2021-12-27 06:53:09 +0000