真船一雄
「患者を治す」という医者の使命に命を懸けて全うする孤高の天才ドクター、Kこと西城KAZUYAが主人公の医療マンガ、『スーパードクターK』のファンアートを制作しました。
1988年から1998年まで週刊少年マガジンにて連載されていました。
物語の主な流れは、ドクターKが優れた診察力と他を圧倒するほど早くて正確な手術を駆使して、病に苦しむ患者とその家族の不安を解消していくものです。基本的に1〜2話、長くて4話の構成で、医療に関連するさまざまな人間ドラマが描かれています。
とにかく主人公Kの魅力を知ってほしいです!外見も内面もイケメンですから。
余計なことは口にせず、感情的にもならないが、患者のためなら己が傷ついても全身全霊で治療にあたるドクターK。
利己的な時の権力者、悪徳病院経営者、臓器密売業者、非人道的医師といった生命を軽んじる数々の不義者に正々堂々と立ち向かい、奇跡の手術を行って返り討ちにし、時には怒りの鉄拳をお見舞いするドクターK。
他にも人として尊敬できる行動を取っており、列挙すると、
・自分が施した手術なのに他の医師にその手柄を譲る
・治療の報酬は患者の誠意がこもっているなら何でもいい
・患者の治療に繋がるためなら自らの体を傷つける
・どう考えても悪い事をした憎い敵を葛藤しながらも治療する
ーなどの行動が漫画内で描写されています。
ちょっと人として凄すぎませんか?
義人でもあり、本当に「医者」という役割を徹し続ける「スーパー」なドクターと言えるでしょう。
こうした理由で、僕は全医者キャラクターの中で一番好きですし、読書中ドクターKというキャラにめちゃくちゃ惹かれました。
このような人物像だからこそ、Kの周りには時には危なっかしくもいざとなったら頼もしい優秀な仲間たちが彼を慕って付いてきます。そんな彼らもなかなかの山あり谷ありを歩んでいて面白いので、是非脇役たちのストーリーも注目して欲しいです。(漫画のいちファンとしては、Kと七瀬が結ばれてほしかったです。。。)
医療情報に関しては、やや古い漫画なので今の治療方法と若干違う部分があるかもしれませんが、病名などは知ってて損はないと思います。ちなみに僕はこの漫画を読んで、血液型はA, B, AB, Oの4つのカテゴリーで必ずしも区分されるわけではないことを初めて知りました。
冒頭でジャンプにありそうな漫画と言いましたが、『北◯の拳』(豪傑な英雄キャラ的に)や、『シ◯ィー◯ンター』(絵柄的に)などその年代の漫画が好きな人はすごいおすすめです!きっとKの魅力にハマり、『スーパードクターK』を楽しめると思います。
『スーパードクターK』は全44巻ですが、実を言うと、続編の『Doctor K』(全10巻)を読むことで初めて完結となります。なので、真船先生が描くKの人間的なでかさとあったかさにもっと触れたい方はその続編と、並びに現在連載中の『K2』も是非ご覧ください。
予告ですが、しばらく医療漫画の投稿が続きますのでどうぞよろしくお願いします。
2021-12-22 12:08:04 +0000