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書籍情報
・百合小説合同本「恐怖×百合×小説」
・コミティア138新刊
・収録作品は二作(犬井,葛籠貫一作ずつ)
・頒布価格1000円
・A5, 120ページ
作品紹介(1)
作品名:コギト
著:犬井作
あらすじ:
地区大会の決勝戦で地平チサはもうひとりの自分<コギト>に体を奪われそうになる。幼馴染のアリスの協力のもとチサは<コギト>を撃退したかに思えたが、その夜からチサは影が街をさまよう夢を見始める。
次第に自分が誰なのか、これが現実なのか夢なのかチサはわからなくなっていく。
本当の自分は殺人鬼ではないか不安に取り憑かれながら、チサはアリスを狙うもう一人の自分と夜の学校で対決する。……
作品紹介(2)
作品名:鐘の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
著:葛籠貫龍雲
あらすじ:
親友の夜久葵と二人で薪能「道成寺」を見た新進気鋭の作家、綿貫琴子は清姫の怨みを表現した乱拍子に衝撃を受けて「道成寺」を題材に新作小説を書き上げる。
その半年後、琴子は親友の葵が放課後の教室で一人、自分が書いたシーンを舞で表現する葵を目撃し、葵を新作小説を原作とする演劇の主演女優にオファーする。
濃度を増す関係性は二人の関係を急速に縮める。しかし同じころ、東京で神隠しやビルの崩壊が起きはじめる。目撃される、水の蛇。
いずれも二人の近くで起きる数々の事件が葵が引き起こしたものだと知らされた琴子は、親友の本音に向きあうために、二人の思い出の場所を訪れる。
2021-11-19 18:25:38 +0000