わたくしメアリ・ハントは、女として生まれた事を憂いたりはしません。
今のままでもカタリナ様の為ならばどんな事だって叶えて差し上げる自信はありますし、その努力は惜しみません。誰が相手でもカタリナ様を譲る気など更々ありませんの。
…でも自分がもし殿方として生まれていたらどんな日々なのだろうかと思いを馳せる事はあります。異性として出会っていたとしたら…
今より一層努力をしてカタリナ様に似つかわしい紳士になりたいですわ。
そして恋には駆け引きというものが必要不可欠ですのでカタリナ様にわたくしを異性として意識していただく為には、ジオルド様のように強引に己を押し付けたり致しませんしキース様のように四六時中べたべたは致しません。
あくまでもカタリナ様の気持ちが最優先ですわ。
その制約の中で上手く立ち回り、カタリナ様の方から声をかけて頂きたいのです。
その透き通った麗しい水色の瞳でわたくしを見つめて頂きたいのですわ。
そして異性としてわたくしを選んで頂けたとしたら…それはもう…一生添い遂げるという思いを貴方に告げるのです。
そうですね、例えば誰にも邪魔されない綺麗な満月の下。
優しくカタリナ様を包み込み貴方が望む様な言葉で愛を囁くのです。
わたくしに微笑んで下さる顔を見たらその唇に触れてしまうかもしれません。
そして今までの思いが膨れ上がって思わず照れ笑いをしてしまったらカタリナ様の方からわたくしを抱き寄せて「そんな貴方も大好きよ」と甘美なる言葉で魅了し、わたくしの心全てをカタリナ様の色で染めて欲しいのですわ。
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気が強い子(気持ちを強くあろうと思う)ほど相手に絆されると
より一層拗らせるのではないかと妄想。
男の子バージョンの衣装がわからない部分があり、そこは曖昧に描いています。
題名は角松敏生さん作詞作曲の曲のタイトルです。
古い曲ですが歌詞が素敵です。
12月3日からヒカセン業に勤しむ為、
当分の間色塗りは出来そうも無いので
それまでにあと2〜3点描けたら良いなぁ。
2021-11-18 08:22:33 +0000