もぎの世界史

あだちレイ(小説、マンガ)

最近、深田萌絵女史の発言に注目しているが、
昨年の米大統領選挙のころは、もぎ先生も
それを追いかけていらっしゃったように思う。
情報の統制がおこなわれたのか、当時のような
シャープな切り口が最近ないように思う。

昔、代々木ゼミナールに、武井体系世界史といった
講義があり、変わった教え方で、興味を持ったが、
もぎ先生の世界史は、それ以上の衝撃であり、
世界史の見方がかわってしまった。

世界史は、実はマルクス主義的に語られ、
学校の先生は、基本的に実社会へすすまなかった人たちなので、
かつ、学生運動経験者だろうから、自然と
マルクス主義ベースに教科書がまとまってしまうのだろう。
 ローマのような古代社会、中性ヨーロッパの地代社会、
 そして、革命の世紀である近代社会といったように、
 段階的に世界史は語られる。

 しかし、東ローマ帝国のような帝国も存在するから、
 一概に、国家が段階的に進化および進歩するともいいきれないだろう。
 古いしきたりの国家が、先端技術を輸入すれば、それなりに武装できるだろう。
 産業革命の論理にあてはまるのは、むしろマイナーな国であり、
 大部分の国が、古代のままじゃないかと最近つくづく思うことがある。

 そういった中、地政学的な世界史観が非常に有効であり、
 メタバース宣言を受けて、わたしの前に現れた批評家が、
 深田萌絵女史である。
 歯に衣着せぬスタイルが、反対に好感が持てる。
 中国、台湾、日本、アメリカと、現在の国際事情を
 半導体を通して鋭く分析する。毎日の動画更新が待ち遠しい。

シバターから、アバターへ

ユーチューブが元気に見えるが、最後のあがきというか
時代は、ザッカーバーグのメタ宣言へ向かっている。
 シバターが今風のレスラーとすれば、
 昔のレスラーは、猪木さんのように
 良くも悪くも風格をそなえていたように思う。
  若い人は、そういったすでに完成されたモノを嫌うので
  素人同様のシバターが人気なのだろう。
  プロレス史を見ても、大物レスラーは現象して
  インディーの選手が人気になるなど
  客に媚びるレスラーが生き残っている。
   顔面ウォッシュという技があるが、
   猪木や長州は使うなと指示をだした。
   しかし、大谷は使い続けて、ゼロワンはまた
   両国で興行をひらくそうだ。
    世の中には、できる人とできない人がいるが、
    できない人たちが、できない人ヒーローを応援する時代だ。
    完膚無きまでのヒーローというのは、きっと流行らないのだろう。

アメリカの貧困に関する動画を見ていた。
わたしの2000年について書いてみようと思う。
2000年から、2002年ころの話である。
 わたしはある仕事をして、大阪へ行った。
 つまり、引っ越したのだ。少々特殊な仕事で、
 フランス人と関係する仕事だったものだから、
 人不足だったのだろう。
  面接を通して理解した仕事の内容と、
  現実のそれが一致しなかったか、
  わたしは職場へ行かなくなった。
  すぐ雇用証明書のようなものが家に届いた。
   失業保険で食べていこう。あるいは、
   貯金が多少あるからよいだろうと、たかをくくったのだろう。
   失業保険は、すぐにもらえないし、しかも
   全額もらえない。それ以上に、ボーナス分は反映されないものだから、
   年俸から、ボーナス分を引いて、さらに3割引きしたような
   内容だった。
   年俸360万円ならどうだろう。
   ボーナスをひいて300万円としよう。
   7割かけて、210万円。ざっくり
   月10万円くらいだろう。
   家賃が7万円とすれば、食費が1000円。
   国民年金を支払えば、赤字である。

   わたしは、実家へ戻り、もう一度働きはじめた。
   2002年には、職種を変えて今に至る。
   こういったどん底を知っていると、
   どん底にならないように注意するものである。
   つまり、注意していると思っている。

今、一番熱い動画は、ミクルでなく、深田萌絵女史である。
 更新された動画を見た。
 映画のような内容に驚愕が隠せない。
  内容は、いつも書いているが、
  簡単にいえば、F35の半導体技術が盗まれ、
  台湾経由で、中国に流れているかもしれないという点である。
   深田女史は、もともと専門は金融のようだが、
   ひょんなことから、この台湾人と知り合い、
   彼は、FBIから保護されているようだが、
   現在は、IT分野の評論家をしている。
    地政学的にいえば、台湾と中国の対立、
    有事となれば、米海軍の台湾接近、中米戦争、
    近隣の日本の出方は、といった論法が一般的だが、
    チンパンというマフィアが介在し、
    こういった技術が中国に流出しているという。
    中国の軍事力の増大をうながしているのは、
    こういった技術流出のようである。
    メタ宣言以前、わたしは女史の存在を知らなかったが、
    昨年の米選挙のとき、ネット上の言論がもりあがったように、
    久しぶりに刺激的な動画を見つけ、少々興奮している。

さて、ここを出発点として
何がいえるだろうか。いくつか考えてみよう。
 ひとつは、技術流出を阻止する点である。
 中国への経路を止めて、そう考えると、
 米国が唯一軍事大国となり、世界が安定するといった議論になるが、
 軍事が拡大することに変わりはないだろう。
  次に、中国よりの政治家を一掃するという点。
  これは、上に近いが、やはり、技術流出経路をたつといった
  方向である。中国よりの政治家が一掃されて、
  日本がよりアメリカよりになる、という見方だ。
  以前、朝鮮半島統一が話題になったが、同じ議論ではなかろうか。
  究極的には、共産党が打倒されて、民主中国が歴史的に
  スタートする。しかし、イランという大国は残されるはずである。
  イランとロシアが統合するかもしれない。
   こう書くとわかるとおり、産業革命を通して
   近代化した近代国家はむしろマイナーであり、
   イランは紀元前のペルシアのままかもしれない。
   これが時間の多様性であり、常識的な時系列が
   複数存在するといった考えである。
    少々飛躍した考えだが、ロシアがローマ帝国の末裔なら、
    ソ連といった時期も、ローマ帝国の一時代にすぎなかった
    計算になる。すくなくも、純粋な意味で工業国というのは 
    むしろマイナーではないかと、ここで問題提起だけしておきたい。

メタ宣言のあとだが、欧州では、また
コロナ禍である。
 さて、台湾をめぐる国際情勢をどう見るか。
 中国とアメリカが対立しているのは、明らかだろう。
  そして、中国の先端技術が、どうも
  台湾経由で日本から流出したものらしい。
  そう考えると、この対立は、日本とアメリカの
  技術対立の延長線上に存在するようだ。
  日本の政治家には、中国よりの人がいるとも聞く。
   常識的に考えれば、戦後、日本は

#深田萌絵#もぎ#駿河台予備校#地政学

2021-11-13 06:39:08 +0000