炎の赤は勇気の色

ヘリオス

特撮ヒーローが若手俳優の登竜門と称されてから20年以上(ガオレンジャーの辺りから顕著になるが、それ以前はどの辺りからだろう?)経過している中で、戦隊OBOGでの一番の出世頭は誰かと聞かれれば松坂桃李で間違いあるまい。今や世界に名だたる俳優となった彼がきっかけになったかのようにヒーロー出身の俳優が毎年のように話題に上がるけど、戦隊出身がライダー出身に比べて少ないのはファンとしては煮え切らないのだ。

シンケンジャーといえば基本を押さえながらあっと驚く仕掛けで歴代史上一番人気があったのではないかと思われる作品。それゆえ、昔のヒーローのテンプレを装って大人向けドラマ顔負けの話をする辺り(タイムレンジャーやルパンレンジャーVSパトレンジャーあたりがそうだ)、大人のファンが多い印象がある。その反面、子供に受けたのか?という疑問が付いて回る。こればかりは制作陣も悩むところらしく、そもそも何をもって傑作とするかで話が変わってくる。やっぱり制作陣とスポンサーって中悪いのかな?
個人的な見解で確かだと思うのは、シンケンジャーのビジュアルで違和感を覚えた人が本放送を見て展開にくぎ付けになった事例が数多かったと思われる点。かつてゴーゴーファイブが、後にトッキュウジャーが似たような展開になったところを見るに、またしても起こりうるかもしれない。

この度のシンケンレッドはゼンカイジャーにてカッタナーのモデルになったという訳だが、カッタナーというよりツーカイザーカッタナーフォームでハイパーシンケンレッドのオマージュ(作中でいう『パクリ』)という形で登場している。それよりも、シンケンレッドより彼の武器である烈火大斬刀の方がネタのされているということはそれだけインパクトがあったと見える。ゴーカイジャーでもロボットの武器にされているし、ゼンカイジャーでもそうなった。しかし烈火大斬刀を上回る大きさを誇る個人武器は未だに登場していない。今後現れてくれると嬉しい。

#Samurai Sentai Shinkenger#tokusatsu#戦隊#志葉丈瑠#シンケンレッド#獅子折神#松坂桃李

2021-10-22 13:42:52 +0000